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日景はそれを聞くとしっかり頷いた、少し前に見た時とは違って真っ直ぐなその目に俺は少し驚く。
☀ロスト…朝凪鴎
「ええと…名前は…朝凪鴎…」
「こんばんは、俺は鈴野ヒバリ!ヒバリって呼んでよ、で、こっちがサクマ!」
シャツの袖を捲ると、青色の紋様が手の末端へと向かって広がっていた。
「いい、いらねぇ!俺は急いでるんだ」 「まあまあそう言わずに。ゆっくり話してるうちに月は勝手に欠けていくんだから。」
ちりん、金属音が静かにささやいた。
…紙を持っていた手に、1粒の水滴が落ちる。
瞼の裏に映ったのは、在りし日のたゆちゃんの笑顔だった。
「……いいよ。僕も心の奥底ではずっと、消えてしまいたかったから。」