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烏は朝さんのイラストまとめ


半身内型ストーリー進行型一次創作企画/主催→【@QR_0000】前企画→【@suzume_night】☀️完結しました!無期限アフターです

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口角の上がった口は、震えを抑えるように重々しく閉ざされてしまった。
聞きたい、聞いてやりたい、心を蝕む悩み事全てを吐き出させてやりたい。どうかそんなつらそうな表情を俺の前でしないでくれ。

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俺がもう少し早く崖を下りられていたら、別の道から行こうと誘導していれば…俺の中でまた、心にひとさじの罪悪感が振り積もってしまった。

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さあ、早く遠くへ行こう、誰にも見つからない僕の望む場所へ……
僕はゆっくりと、力なくその場へ倒れ込んだ。

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鴎さんは、最初に拾ったメモをさっきから何度も何度も見つめている。きっと今の鴎くんに3人の声は聞こえてないみたいで、何をそう熱心に見ているのか気がかりになる。
「何か…気になることがあるの?」

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待って、ろろ、行かないで…行動しなきゃいけないのに、私が助けないといけないのに、あの時と同じように、その他の人間にはなっちゃいけないのに…………

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後ろには、化け物から発せられた糸に足を取られて地面に膝を着いているろろがいた。

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だが、隣にいた詩志朗が今までに見たことがない形相でそらちゃんの腕を掴み、必死に支えることによってなんとか転倒を防いでくれた。

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口許に人差し指を添えて注意をしている柊火の背後…その先には、大きな糸の塊がどっしりと構えられていた。
「な、んだ、これ…?」

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「お月さんがあんなに大きいの、初めて見る。」
「そうだね、なんだかちょっと美味しそうに見えてきたよ~」
「友江はたゆよりお月さんに近くて羨ましいな…」
なんとなく私も伴って空を見上げると綺麗なみ空色の月が座っていた。

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「お待たせぇ〜!あれ?何だか賑やかになったねぇ」
そんなやり取りをしていると、常磐の後ろから犬塚が合流してきた。

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