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口角の上がった口は、震えを抑えるように重々しく閉ざされてしまった。
聞きたい、聞いてやりたい、心を蝕む悩み事全てを吐き出させてやりたい。どうかそんなつらそうな表情を俺の前でしないでくれ。
鴎さんは、最初に拾ったメモをさっきから何度も何度も見つめている。きっと今の鴎くんに3人の声は聞こえてないみたいで、何をそう熱心に見ているのか気がかりになる。
「何か…気になることがあるの?」
「お月さんがあんなに大きいの、初めて見る。」
「そうだね、なんだかちょっと美味しそうに見えてきたよ~」
「友江はたゆよりお月さんに近くて羨ましいな…」
なんとなく私も伴って空を見上げると綺麗なみ空色の月が座っていた。