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"夕張メロンみたいな色の、カットされた月が沈もうとしていて、おいしそう。かぶりつくために星からぶら下がるブランコに飛び乗るよ、"
https://t.co/WOuXbjmPFq
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"いつか影は寒さに慣れる、氷に焼け、ほんのり赤くなる。輪郭の歪み方がおもしろいと思っている。 氷を突き抜けて迷子にならないように。水の親しさは夏とは違っているから。"
https://t.co/OmUoWUACcL
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"角はあるかと問われる。牙はあるかと問われる。夜の森の王。見つめる数多の光る瞳。"
https://t.co/pb733pKc9T
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"光の蕾。
昼にほころび、光の塵を撒く。
光の繭。
夜に羽化し、光の鱗粉を撒く。
昼の星のまたたきだと言い。
夜の流星の炎舞だと言い。"
https://t.co/ztF9aFf0zc
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"午前の光の編み込み。
午後の光はほどける。
雲は群がっているかいないか。
宵の光のまたたき。
深夜に空は透明になり。
月はその顔を覆っているかいないか。"
https://t.co/gCCClL9ffU
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道に迷ったまま、暮れてゆく。 励ますわたしたちがいなくなったら。 インクの子どもたちが色を失ったら。 何度繰り返しても、道は定まらず、辺りは荒涼としてゆく。 道に迷ったまま、暮れてゆく。 まあ、まずはたき火をしよう。ちゃんと幻を見よう。
https://t.co/6JcXQlKA1S
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"夜よ、こぼれよ。
いつか、まったく夜ばかりになった日は、夜の魚を釣るといい。
夜の嵩が減り、朝が顔を覗かせるだろう。"
https://t.co/StqZXNWex6
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"ふう、と吐く。白い息は、立てたコートの襟を一周なぞって宙に消える。その巡る様がなんだか嬉しくて、繰り返している。息の中には、襟足でループしてから前身頃に戻り、チャオ、と言って消えるものもいる。"
https://t.co/jshLHp46Go
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"ぼんやりする。
眠るのとは違うそれを、少しずつ削って、失って。かえって空っぽになる。ううん、尖った時間で満たされる。隙間を見つけて腰掛ける。
かろうじてぼんやりする。
時間に刺されたわたしはまだ眠っている。
今日は、少し何かを擲って。"
https://t.co/bTGaDMkiAe