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「何もボス自ら手を下さなくとも…」
「ちょっとおイタが過ぎてたからな。ケジメだ。さて、部屋の主もいなくなっちまったことだしシャワーでも借りるか。」
「着替えを置いておきます。その間に掃除屋に片付けさせます。」
「ああ、頼んだ。」
シンを一度見、リオンは浴室へと消えた。
ー大丈夫?コウモリさん。
彼女は小さな蝙蝠すら助ける心優しい少女だった。
「吸血鬼さん、私怖い…」
「右手の罪人の焼き印を消すだけだ」
村で魔女狩りが行われ、少女は濡衣を着せられ投獄された。
今度は俺が彼女を助ける。神にだって彼女は渡さない。
闇の帝王は少女の柔い肌に牙を突き立てた。
あまりに起きないので風呂場にぶち込まれたボス。
「眠気は冷めたか?」
「ボス、ちゃんと拭かないと風邪ひくよ?」
「………ねむい。…ベッド、に…」
「待て待て待て!!」
「ちょ、これから会合あるでしょうが!」
「シン、車まわせ!」
「シャツとネクタイ、ジャケットは!?」
「……眠い…」
「ボスー起きろー…ダメだな」
無防備寝ボス。なんかリオンを描いてるうちに気にいってきちゃったな。
リオン・アルファーノ。アルファーノファミリーの現首領。178cmの67kg。
「ボス、時間です。」
「ああ。…支払いは待ちましょう。ただ逃げようなどと思わぬよう。
今後も、貴方とは良き友人でありたい。」
弱冠26歳でマフィアのボスに上り詰める。抗争時片目を負傷する。
後ろの側近はボスの有能ボディーガード。褐色肌のイケメン描きたかった。
手にあるのは葉巻。
「マジか」
手にしたファッション雑誌は先日老舗呉服屋で
俺が担当するモデルの零時が表紙の撮影をしたときの物だ。
浴衣を着崩さず爽やかな笑顔を浮かべた写真もあった。
これはカメラマンの悪乗りで撮ったオマケの1枚だったはずだ。
おふざけで撮った物がまさかの表紙になってて驚くマネージャー。
本当は天使の絵の前にこっちのラフが終わってたけど、何故か色も塗れないし背景も描けなかった。
なので落書きとしてとりあえず上げます。最低限無駄な線消して肌の色塗っただけ。でも人物の立ち位置は気に入ってるのでいつかリベンジしたい。絵的に女性が攻めるってのも好きだし。