Kiyubaru きゆばるさんのプロフィール画像

Kiyubaru きゆばるさんのイラストまとめ


1992年に発足した非商業の幻燈劇画実験室「密閉映劇霧生館」公認の情報発信チームです。旧称 KIKAシネマ。お問合わせはメール→[email protected]でお願いします。We are an official support team and spokespeople for ”Kiryukan". NoWar
kiryukan.hariko.com

フォロー数:734 フォロワー数:1214

「地下幻燈劇画 少女椿(1992)」C-625の 原画 兼 レイアウト。人物に影が描かれています。当初は 全カット 人物が動き、全カット 影を入れる予定だったのが、一人ですべてを作画するのはあまりにも大変だったので、最終的に多くのカットが「止め絵・影無し」になったそうです。

1 11

「地下幻燈劇画 少女椿(1992)」セル画より
「走る みどり」
(セル画作成: 1990年頃)

13 45

「地下幻燈劇画 少女椿(1992)」セル画より(セル画作成: 1989年頃)
中古トレスマシンでトレスしたため、輪郭線が動画(鉛筆原稿)より所々 太く転写されています。セル作成から約30年が経過し カーボンが劣化。部分的に 輪郭線が 黒から茶色に退色しています。

1 14

「地下幻燈劇画 少女椿(1992)」セル画(セル画作成は1990年頃)
ハンドトレスのように細い輪郭線でセルに機械転写されています。最初の機械が線が太く出てしまうため、トレスマシン会社が 別のマシンを貸してくれるアニメ会社を探してくれて 2台目の機械でトレスしたもの、との事。#shoujo_tsubaki

0 4

「二度と目覚めぬ子守唄」は紙に描かれた8mmアニメーションですが、試験的に数カット、セルが使用されました。当時原田氏が通っていた東京デザイナー学院にあったトレスマシンを使用。カット袋には「ときめきトゥナイト」の絵が。当時原田氏が愛読していた漫画雑誌が「ガロ」と「りぼん」でした。

8 19

「地下幻燈劇画少女椿」着色画より「カナブンの火吹き」

この動画はセルではなく紙に描かれています。「二度と目覚めぬ子守唄」「極彩色肉筆絵巻 座敷牢」と同じ手法です。1989年頃の作画。

※ナガザワ社製作画用紙/輪郭線…パイロットプチ細字/着色…水性マーカー、炎はニッカーポスターカラー

26 73

「地下幻燈劇画 少女椿」のレイアウト(人物や背景の配置や構図などを決定する、大元となる図面)は、他のスタッフに伝達する用途もなく、結局全部ひとりで作画しなければならないため、下描き程度のラフなものが多いです。

2 7

正光の服の「白い皺」は、原作では ペンでホワイトを入れたのではなく「墨ベタを塗り残す手法」で描かれたそうです。「地下幻燈劇画少女椿」では白い絵の具を薄め、漫画用の丸ペンで描かれています。瓶やランプの光はエアブラシ。剥がれやすいので保護セルを必ず付けて撮影します。#shojo_tsubaki

3 9

原田氏は「地下幻燈劇画少女椿」で初めて美術監督を友人の針生氏に依頼。左が冒頭の夜の街の美術見本(初公開)。針生氏は「夜の背景を青系の色で描くのはありふれているから、緑にしよう」と提案。見本を参考にしながら原田氏が背景を作画。あの独特の色味の冒頭シーンが生まれました。#shoujo_tsubaki

6 35

原田氏は音楽は小学校時代 ピアノやブラスバンドをやっていましたが 絵やアニメーションは独学です。
画像1:小学6年生時、見よう見まねで描いてみた背景。2:暁の報復の背景(1977年)3:デザイン学校の模写課題。4:二度と目覚めぬ子守唄背景。デザイン学校で 筆で直線を引く手法「溝引き」を習得。

1 3