小手鞠るいさんのイラストまとめ

9月上旬に刊行される『森のとしょかんのひみつ』（金の星社）の表紙です。2012年刊行の『くろくまレストランのひみつ』から始まったこのシリーズは、本作が６巻目。「次はいつ出るのですか？」と、愛読者の子どもから出版社に電話がかかってきたこともあるそうです。７巻目も書くからね！ 待っててね！

恋愛小説から戦争文学に転向したのですか？ と、この頃よく訊かれます。そんなことはありません。恋愛小説も戦争の話も子どもたちのための物語も絵本も、私にとってはすべてがイコール。これから先どんな作品を書いたとしても根っこにあるものはひとつです。『ある晴れた夏の朝』の配本日は7月12日。

東京から最高に嬉しいニュースが届きました。昨年の夏に刊行された『見上げた空は青かった』の重版決定！　全国の数多の書店さんから「帯付きで」とご注文をいただき、帯も合わせての重版となりました。好調に売れたのは、応援して下さる読者のみなさま、書店さんのおかげです。心より感謝いたします。

よく尋ねられる
なぜ絵本のお話を書くの？
子どもの頃
寂しい気持ちを絵本に
慰めてもらっていたから
幼くして亡くなった妹に
天国で祖母に読み聞かせて欲しくて
空に向かって書いている

1月5日の午後、NHKラジオ第一放送「ごごラジ！」に『まほうの絵本屋さん』の画家、高橋克也さんが出演されます。

親友からこんなおたよりが届きました。「吉祥寺にあるカフェで『見上げた空は青かった』を読み始めてびっくり。経営者はこの作品と同じ、欧州女性と日本人男性カップル。しかもお店の名前がミミなんです」。私もびっくり。うさぎのミミちゃんは物語の中で、ノエミと風太を結ぶ重要な役割を果たします。

埼玉県在住の読書家の方からおたよりをいただき、お父様ご自身が『見上げた空は青かった』を読まれたあと、中学生の娘さんに薦めて下さった、とのこと。娘さんはこよりさんの装画に惹かれて読み始め、顔も上げずに一気に読了。父から娘へ、この本が手渡されたのだと思うと、私の喜びもひとしおでした。

生まれた時から14歳の頃まで「国のために死ななくてはならない」という教育を受けてきた私の両親。戦争は遠い昔の出来事のように思えますが、それは私につながる生々しい悲劇。風化させず、平和の大切さを子どもたちに伝えていくのは私の仕事だと思っています。『見上げた空は青かった』は今週発売。

二度目のお知らせです。茨城県水戸市を中心にして活躍中の劇団「五寸釘」さんが、私の作品を舞台で朗読して下さいます。主催者のさくらさんから「現在、鋭意稽古中です。当日はお客さまの生唾を飲む音が聞きたい！」というメッセージをいただきました。近辺にお住まいのみなさま、ぜひお出かけ下さい。

18歳未満の方、読まないで下さい（笑）。『10分間の官能小説集３』（講談社文庫）に収録されている短編小説「愛のおけいこ」を、劇団・五寸釘さんが官能文学朗読ライブの素材として使って下さることに。久々に読み返してみたのですが、けっこうきわどい作品。うわぁ！　私も聴きに行って悶えたい！