コシイターイ=クビ・カタコルさんのプロフィール画像

コシイターイ=クビ・カタコルさんのイラストまとめ


NO LUMBAGO, NO LIFE. ぼちぼち閉じます。

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「モラン神父」
ナチス占領下アルプスの麓。懺悔と嘲弄と共に教会の扉を叩く未亡人の無神論。敬虔な使徒に乞う教理、抱く秘め事、ぶつかる渇仰、頭で理解し心は淫ら。執心の抑揚を効果的に見せる暗転の連続は恋愛成就の通過点。神の御前に平伏す傾慕…また来世で会いましょう。

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「冬の猿」
ホテルを営む大酒飲みの元軍人、酔って息巻く中国遠征時代、酒は断っても心は揚子江。傷を抱えた来客に自らを重ねて宴の再開、ド派手な青春の篝火は憂目を諾うため、友人のようで親子のような、老いも若きも陶酔の旅。こちらも酔いに浸りつつ、秀逸過ぎてもう心酔。

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「殺意の瞬間(1956)」
店は繁盛、人望も上々、"パリの胃袋"の5つ星シェフ。彼を訪ねる別れた妻の娘は天使の顔した悪魔の使い。和やかな情調も束の間、OP曲とタイトルが呈する湿り気に満ちた画面。泣き笑う不幸の渦中、デュヴィヴィエ監督の厭世観に浸出する女と男と犬の殺意。

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「地下室のメロディー」
シャバに戻れば即ヤマの立案、同房だった若者を引き込みカジノの金庫を狙う男。下調べは女遊び、心驕りは若気の至りA.ドロン、喝破のトーンも低い老獪J.ギャバン。進捗は上々、緊迫と悲壮にエッジの効いた明暗の差。序盤と終盤の音楽の諧調も心地良い。

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「離愁」
ナチスのフランス侵攻で疎開、妻子と離れて乗る車輌、ミステリで艶やかなユダヤ人女性に魅せられて、不安と思慕の念を乗せて走る列車。長閑な風景に降る爆撃、宴と嘆きの後白浪、終着駅に残した悵恨、顧みる不徳の道と戦時下に悶える男と女、この愛に悔いは無し。

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「スイング・シフト」
太平洋戦争開戦ラジオ放送が流れ、夫は戦場、妻は工場へ。戦闘機製造に悪戦苦闘、女性の権利獲得に奮起し労働意欲で埋める寂しさ、戦地に拒まれた男の悔しさ、戦端を開く友情と情事の三角関係。戦争と男達を相手に梼昧ながら逞しく生きる女性たち。

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黒の超特急
真昼の暗黒
飢餓海峡
稲妻
血と砂
永遠の人
どん底
泥の河
バレット・バレエ

思いつくまま邦画で。

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「ファール・プレイ」
法王暗殺の予兆…女性の前で起こる殺人、消える遺体。累が及んで拐かされて、的を射ない事情聴取もゴールディさんだからこそ許せちゃう。ドジ≦敏腕刑事との恋も漫ろで御老体の大立ち回り、諄い追走劇と奇怪ジャパン、賛否パッキリ分岐型(多分)コメディ。

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