ザナ フラッシュキャスター。術の行使に関わる性質の内、速度を極めた氷術師。彼女にとって術の行使とは腕を振るよりも自然な行動であり、瞬きする時間のさらに十分の一に満たない時間で目の前のものを氷漬けにできる。更に月の女神の加護によって常に最善手を最速で打つ、理論上現在最強の術師である
ミシャ サイノカミ。あらゆる境界を司る彼女にとって、戦いの勝敗というのは意味を持つものではない。この世のあらゆる事象は何らかの出来事と出来事の間に存在しており、その区切りを自由に動かせる彼女にとっては単なるコインの表裏に過ぎないからだ。どちらが表であるかを決めるのは常に彼女である
ホスセリ ニンジャ。特に主たるサクヤを守るため、火山の内部で忍ぶことに特化した忍びの者である。その赤い装束は火口内で彼女の姿を隠し、人類として許される限界の身体能力を持って奇襲する。ありとあらゆるものを武器として扱えるよう訓練を受けており、その肉体自体が十分な凶器となる
サクヤ ゴッデス・オブ・ボルケーノ。火山の化身である彼女の振るう炎は、人の身で制御できるようなものではない。しかしその強さを支えているのは小手先の技ではなく、存在としての格そのものである。古くから信仰の対象であった優美なる火山の力強さは生物と比べるべくもなく、竜にさえ優に勝る
テナ フォーチュンテラー。妖狐の力を用いた変化の術と未来予知。将来を覗くその権能を持って運命を捻じ曲げ、災いを避け、隠されたものを暴き出す。
ユツ トリックスター。妖狸の精霊を用いた千変万化の変化術。それはただ姿かたちを変えるというだけのものにとどまらず、有機物無機物を問わず性質までをも模倣し、複数のものに分かれて化けることすら可能。
タツキ タイダルウェイブ。海の化身たる彼女の前に、戦いというものはほとんど意味をなさない。それが善なるものであれ悪しきものであれ、あるいは強者であれ弱者であれ、広大な海はその広大さをもってただ全てを飲み込むだけなのだから。
ソフィア プリンセス。深く暗い地下迷宮の奥底から動けない彼女は、一切の戦闘能力を持たない。しかしそれが善意であれ悪意であれ、彼女を手にしようとするものは広大なダンジョンの餌食となる。運良く彼女のもとに辿り着いたとしてもそこで悟るのだ。今までの旅路そのものが彼女の掌の上だったことを
マリー フローレス。かつて全てに愛された幼い少女は、当然のように全てを愛した。智を、力を、技を、魔を。彼女の才はその全てに答えた。あらゆるものに適正を持ち、あらゆるものを会得する万能の才。そこから生まれたのはあらゆる型を持たずあらゆる形に派生する、唯一にして無二の戦闘方法である。
メリザンド ポピュラス。彼女は最も弱い人間の一人である。幼く、力なく、そして成長することも出来ない。だからそんな力ない人間をまとめ、束ね、積み上げてきた。一つの都市が、その持つ歴史が、そこに住まう人の一人ひとりが、全て彼女の力である。
