クリュセ ネクロマンサー。死と魂を操る死霊術師であり、自身も既に死したる存在である不死者。生まれつき他者の魂をその瞳に捉え、その本質を自然のものとして目にしていると同時に、死者たちの声を聞き親しむ。彼女にとって死とは悼むべきものではなく、共に遊ぶ友人でしかない。
リン スカイスイマー。変幻自在の変身術と自由闊達な発想で空を泳ぐ人魚。小鳥から人間、龍にまで自在に姿を変え、老いと死さえも克服している。その全能の姿かたちを変えるだけでなく、変身したその生物の持っている能力をも完全に模倣する。
ユウキ サクセサー・オブ・ソード。自己強化と剣を操る。たった二種類の魔法だけを用いて戦う魔法使い。しかし千年以上におよび連綿と鍛えられた血脈の知識と経験を口伝によって受け継ぎ、その二種だけで竜に匹敵する力を持つ。
ニーナ フォールンペタル。花が落ちて実が成るように、あらゆる物事を自然に吸収し成し遂げる天才。その興味は生命の神秘へと向かい、彼女をあらゆる傷と病を癒す総合呪医への道を歩ませた。膨大な薬草の知識と神がかった手術の腕、優れた魔法の技で、彼女に救えぬ患者はいない──生きてさえいれば。
先生 プリミティブウィザード。今まで経験したありとあらゆる出来事を魔術で再現する。数千年を人の中で生きてきた火竜の記憶は他に類を見ないほど濃密かつ繊細であり、それを竜の記憶力で鮮明に留めている。彼そのものが膨大なページを持つ魔法書のようなものである。
チル ヒドゥンゴッデス。不変を司る女神の一柱。不変であるがゆえに成長することはなく、戦闘能力と呼べるようなものも持ってはいないが、こと隠れるという一点においては、全知全能を誇る太陽神ですら出し抜かれるほどの絶対的な権能を持つ。
マリナ ゴッデス・オブ・ムーン。最も古く、最も力を持つ神の一柱。空に輝く二つの星の片割れにして夜を司る女神。その権能は極めて強大で、あらゆる可能性の中から最善を引き出すという半ば反則じみたもの。人はおろか神々のうちでも敵うものはそういない、大いなる存在である。
サリハ アドベンチャラー。まだ幼く未熟であるものの、才能に溢れた冒険者。勇気に満ち、機転が利き、そして何よりも未知を追い求めるその姿勢こそが最大の長所。
ラーメス トゥレメンダスキャスター。術の行使に関わる性質の内、威力を極めた光術師。膨大な魔力を一息に発することに特化しており、自らの居城に溜めた力を使うことにより、本物の太陽と見紛うほどの火力球を扱うことすらできる。
イェルダーヴ コンスタントキャスター。術の行使に関わる性質の内、維持力を極めた炎術師。彼女の使う術は本人が集中を解いてもけして消えることなく、外部から消されない限り半永久的にその効果を発揮し続ける。一つ一つの威力は乏しいが、重ね合わせることで絶大な効果を発揮する。
