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ほたろーさんのイラストまとめ


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2025-01-05

PM7:30

もう無理。もう無理。あと自分で食べたい。
次々と口に運ばれるキノコは、口を閉じても執拗に押し付けられた。
カウンターでペロが笑う声がする。
「ヤキモチ焼いたんだよ。ほら食え」
「開き直るゥ…」
どうやら離脱は無理らしい。
彼の気が済むより、自分の胃が限界を迎えるのが先かもな。

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PM7:00

「ペロ、こんばんは!」
勢いのまま抱き着くと、彼女は笑顔で迎えてくれた。
柔らかいしいい匂いがする。あらくれたちが夢中になるのもよくわかる。
擦り付くクリエに優しい抱擁が返されて。
「……」
すぐに引き剥がされた。振り向けばむくれた顔をした相棒の姿。
なあに、ヤキモチ焼いたの?

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PM6:00

ルルがケーキを持ってきてくれた。
レシピに忠実に作ったらしく見た目は普通のケーキだ。クリームは白いし、異臭もなく、動き出さない。
よし。
「待て、ダメだ!」
切羽詰まった声と共に両手が捕らわれた。ケーキを頬張ったシドーの顔が瞬く間に青くなる。
…ああ、今回もダメだったんだな。

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PM5:00

揚げたての魚はおいしい。味わうクリエを見て、シドーは満足げに頷いてから口を開いた。
うずたかいフライの山があっという間になくなっていく。
「旨いな!」
「うん。油の調達ありがとね」
共同作業もおいしさの秘訣である。
油を搾られた口の悪いスライムには申し訳ないことをしたけれど。

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PM4:00

悔しい。シドーってば魚を捕るのがやたらと上手い。こちとら力作の釣り竿を使っているのに。
とはいえ子供のような輝く笑顔を見ていると、悔しさよりも楽しさが湧いた。
「何にする。焼き魚か?」
「まだ食べるの!?」
「二人でな!」
そんな、もう入らない…こともないかな。まだいけそう。

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PM3:00

甘くておいしい、たっぷりのパンプキンスープに顔を綻ばせる。
「シドーも貰えばよかったのに」
「オレの分までオマエが食え」
隙あらば食べ物を詰め込もうとするのはなぜだろう。
まあいいけど、こんなにおいしいんだから!
おいしすぎてうっかりやけどをしたら、すかさず水が差し出された。

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PM2:00

食堂の補修に来たらおいしそうな匂いがした。
キッチンを覗くと、仲良し姉妹が大きな鍋をかき混ぜている。
「あらクリエさま。スープお食べになりますか?」
勿論食べるに決まってる。
「シドーさまは?」
「いや、オレは…」
「ねえ、こげちゃうわ!」
楽しみのため、まずは仕事を頑張ろう!

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PM0:00

作りすぎたパンを抱えて外で食べることにした。
「あ、わんこだ。パン食べるかな」
差し出した途端に食い付いた。
犬を撫でながら笑った拍子に帽子がずれる。シドーが直そうとするけれど、中々上手くいかないようだ。
…撫でられてるみたいで気持ちいいいから、もう少し手間取ってていいよ。

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AM10:00

愛する島民は皆優秀だ。広い畑には上質な小麦が輝いている。
上質な素材を見れば物作り欲がわくのがビルダーである。
「チャコ、小麦貰ったよ!」
「何作るんですか?」
「んん…今から考える」
できあがりが楽しみですねと、大量に抱えた小麦を見て彼女は笑った。
ちょっと多すぎたかなあ?

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