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未来は未だ見えぬまま、ボッジとカゲは華やかなる冥府を進む。
様々な人々で賑わう国は、デスハー王の徳目を示す鏡か。
ボコボコの顔面には、どんな物語が秘められているのか。
思わずその奥を知りたくなるお話の種火が随所にあって、大変ワクワクする。
(画像は"王様ランキング"第6話より引用)
前半は童話めいた素朴さを前面に押し出しながら進んでいくが、カメラが城に入っていく辺りから画面は緊迫の度合いを増し、良いサスペンスとアクションが動き出す。
王国の成り立ちを語るシーンの、戦乱の炎の濃さ。
(画像は"王様ランキング"第1話より引用)
八虎は出会いに恵まれ、その意味を自分の体に染み込ませる資質にはさらに恵まれている。
敬愛できる先達の教えを、体中バキバキになるほどしっかり受け止め、実際に裏打ちしていく。
最初は”なんで?”だった美大志願は、何より雄弁な努力の証明で揺らぎだす
(画像は"ブルーピリオド"第2話より引用)
バベル世界の外側で、消えた長良を探してくれる友人たち。相変わらず最高にあざといな、瑞希…。
その声が届かない場所で、長良くんは新たな出会い、新たな衝撃によって自分で決めて、流れに逆らう。それは真実へと向かう足取りだ。
(画像は"Sonny Boy"第7話より引用)
それはあまりに美しく、何処か悲しい色をした始まりの朝。
俺はただただ身勝手に、貴方を読み尽くし、隣に立って、行末を見守りたいと願う。
鐘楼の鐘の音が、黄金の光が、ノエの思いを眩しき祝福していく。
(画像は"ヴァニタスの手記"第6話より引用)
火星の赤が東京駅を染め上げ、やがて来る破壊の予兆を人は知らない。
戒名を刻んだ墓石のようにそそり立つ、金剛鉄兵のねぐらを前に、中島は一人うっそりと立つ。
その歩みはもがいていた夏の蝉を踏み潰し、名簿を黒く染め上げていく。
(画像は"MARS RED"第6話より引用)
女の涙もまた水であり、炎である焔くんを傷つけ、かき消すもののはずだ。
だがその涙をしっかり拭うことで、彼は戦う力を手に入れ、悪と向き合う。
そして救われる女もまた、鍵穴からただ覗き込むだけではなく、怒りの焔を貸し与える。
(画像は"Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~"第2話より引用)
そんな彼の運命が流れ着く場所、東京駅前。
遠く離れていたはずの距離は、吸血鬼特有の速度で一気に縮まり、サロメはヨカナーンの首を欲する。
しかし岬は微笑みながら間合いを外し、殺し合いを回避して陽光に燃えてしまう。
(画像は"MARS RED"第1話より引用)
テントを立て、火をおこし、メシを食う。
『そこに人の息遣いがある』という意味での”日常系”の極北に位置するこのアニメが選び取った筆使いは、セカンドシーズンでも大変元気である。
しまりんは最初のキャンプを、静かに、時折間違えながら着実に進めていく。
©あfろ・芳文社/野外活動委員会