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「おめでとうラクシュミ。今日からあなたは、私たちの仲間……よ」
祝福の言葉を述べる。それでもなおセイレーンは、そのあふれだす涙を止めることはできないでいた。

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これがキングダムハーツ4だ!びっくりするほどウィル・スミス!!
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こちらも、立ち絵の協力もしてます。興味沸いた方は1話からぜひ

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「馬鹿野郎!!あたしらは戦士だぞ。それをそんな……そんな、弱い心で…………お前これから、どうするつもりなんだよセイレーン」
プリンセスは友の心を思いそして、泣いた。

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戦士シャドウセイレーン、この世に生まれ落ちてより、わずか5年

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「できるはずなかったのに。貴方は戦うために生まれた、戦士だったのに。それでも私……お母さんが…」
セイレーンは泣いた。まるで幼い子供のように。

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「姉さん、もういい。もうそれ以上……」
制止するプリンスの言葉を遮るように、セイレーンは懺悔した。
「ラクシュミ、私ね……あなたの優しさに甘えたかった……あなたに私の、母となって貰いたかったの」

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「優しさ……私も感じていた。ラクシュミ、初めてあなたを見た時から。
だからあなたを戦いから遠ざけた。穢したくなかった……夢見てしまった……その優しさに包まれたいと」

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「歪めたのは、私?」
力なきセイレーンの問いに、プリンスは首を横に振った。
「歪んでなどいない。誰よりもまっすぐに生きている」
その言葉にセイレーンは肩を震わせ、そしてその胸中を吐露した。

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その瞳は『有り得たかもしれない今』を見つめていた。
「もし生まれたままに生きていたなら、彼女はその優しさを才能として……癒しの力の使い手と……なるはずだった」
プリンスの言葉にセイレーンは”ある日”見た蝶の姿を思い出していた。

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