天凪@そうさくマーケット_そ-01bさんのプロフィール画像

天凪@そうさくマーケット_そ-01bさんのイラストまとめ


小説系同人サークル『主の本棚』で小説書いてる中の人。リリカルなのはではシャマル、艦これは五月雨を中心に書いてます。リプやフォローは気分次第でw 原稿の依頼、ご相談がありましたら、お声掛け下さい。
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静寂の中、みんながバラバラに砕け散る光景を淡々と瞳に映し、漂うだけ。春雨の綺麗な指が、その先端から消し炭が砕けるようにボロボロと崩れ、村雨が舞わせる艶やかな振袖も、腕と一緒に蒼く燃えながら塵となり、芥となって闇の底へと沈んでゆく―――。

【水華を浮かべて】

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両脚は根を張るようにグッと踏ん張り、ヲ級を見据えて―――。
「航空部隊――発艦」
淡々と告げた言葉と、同時。
弓が、鳴る。
渇きも嘆きも諸々も、震わせ散らす弓弦の響き。 

【弓弦よ、響け】

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空っぽの匣は空っぽのまま。
希望も残ってないけど、絶望かて入ってない。
せやからうちの匣は空っぽのままや。大事ななにかが入っていたのに、今はそれすら思い出されへん。そやのに後生大事に抱えている。

それがうちの――龍の匣や。

【龍の箱】

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時として雨は世界を閉ざし、時として雨は私の世界を豊かにしてくれる。
雨のリズムに耳を傾けながら、不意に訪れた夕の凪。
それもまた、雨がもたらしてくれた優しい時間。
閉ざされた場所で、二人。
今はこうして窓辺を彩る、夕雨の調べに耳を傾けながら―――。

【窓辺には夕雨の調べ】

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貴女は敗けます。
貴女の声を聴こうともしなかった私が、貴女に屈したように。
私の声を聴こうとしない貴女は、敗けます。
私の力を、おもちゃのように振るって悦ぶだけの、貴女には。
私の教え子たちは倒せません。

【蒼刃は霧を別かつ】

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風が静かに舞い降りた。
透き通った翼は空の温もりを優しく包み、金色の髪が一瞬を輝かす。
人であり、鳥であり。
人でなく、鳥でなく。
けれども少女は微笑むと、摘まんだドレスをひらめかせた。
鼓動が鳴った。
確かな予感が、胸を満たした。
踏み出した足が、空へと翔んだ。

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ありがとう!
そして!
ありがとう!!!

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そげなわけで、C98に当選していたら、五月雨ちゃんの日誌小説【白露型6番艦の秘書艦日誌】を頒布します。タイトルの通り、日誌型小説なので、ご注意くださいw ちゃんとしたサンプルは、当選していた、その後でw

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