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静寂の中、みんながバラバラに砕け散る光景を淡々と瞳に映し、漂うだけ。春雨の綺麗な指が、その先端から消し炭が砕けるようにボロボロと崩れ、村雨が舞わせる艶やかな振袖も、腕と一緒に蒼く燃えながら塵となり、芥となって闇の底へと沈んでゆく―――。
【水華を浮かべて】
両脚は根を張るようにグッと踏ん張り、ヲ級を見据えて―――。
「航空部隊――発艦」
淡々と告げた言葉と、同時。
弓が、鳴る。
渇きも嘆きも諸々も、震わせ散らす弓弦の響き。
【弓弦よ、響け】
空っぽの匣は空っぽのまま。
希望も残ってないけど、絶望かて入ってない。
せやからうちの匣は空っぽのままや。大事ななにかが入っていたのに、今はそれすら思い出されへん。そやのに後生大事に抱えている。
それがうちの――龍の匣や。
【龍の箱】
時として雨は世界を閉ざし、時として雨は私の世界を豊かにしてくれる。
雨のリズムに耳を傾けながら、不意に訪れた夕の凪。
それもまた、雨がもたらしてくれた優しい時間。
閉ざされた場所で、二人。
今はこうして窓辺を彩る、夕雨の調べに耳を傾けながら―――。
【窓辺には夕雨の調べ】
貴女は敗けます。
貴女の声を聴こうともしなかった私が、貴女に屈したように。
私の声を聴こうとしない貴女は、敗けます。
私の力を、おもちゃのように振るって悦ぶだけの、貴女には。
私の教え子たちは倒せません。
【蒼刃は霧を別かつ】
@mallowleaf
風が静かに舞い降りた。
透き通った翼は空の温もりを優しく包み、金色の髪が一瞬を輝かす。
人であり、鳥であり。
人でなく、鳥でなく。
けれども少女は微笑むと、摘まんだドレスをひらめかせた。
鼓動が鳴った。
確かな予感が、胸を満たした。
踏み出した足が、空へと翔んだ。
ようじょのぱんちゅマスクは確かに高い効果が期待できるけど、科学を理解しないポリスメンに職質されそうだから、絵師さんにはマスクの裏側に五月雨ちゃんプリントしたマスクグッズを作って欲しい・・・。マスクするだけで、五月雨ちゃんとちゅーできるマスク・・・。