呪術廻戦22巻
みんな大好き禪院直哉が大活躍する今巻。死滅回游編はいくつかのコロニーでの話が同時並行的に進んでいくから、連載の時より単行本でまとめて読んだ方が話の流れが掴みやすくて面白い。
直哉の醜悪だけど、一周まわった潔さは作中で最も人間味を感じるからお兄ちゃんと同じくらい好き。
和服な上司がいとおしい5巻(完)
和服好きの上司と、振り回されつつも徐々に和服への造詣が深くなる部下の恋模様を描いた恋愛漫画の最終巻。
職場での描写は抑え目。2人の関係性に焦点を当てていて、話のブレが少なく綺麗なフィナーレを迎えた印象。
和装への愛を最後まで感じた良い作品でした。
＃やまさん〜山小屋三姉妹〜(1)
怪我をした父親に代わって山小屋を営む三姉妹と、滑落して助けられたひ弱な男子高校生が織りなす山岳ストーリー。
日常系のようなポップさもあれば、淡々としたエッセイのような雰囲気もある爽やかな作風。
主人公の西園寺君が程よく情けないのが個人的にめっちゃ好み。
友達の妹が俺にだけウザい6巻
ゲーム制作をする自称平凡な高校生と制作仲間たちを描いたラブコメ作品。
ゲーム制作はあくまで舞台装置、メインは人間関係描写、ご都合主義的展開も豊富で、ラノベ的ラブコメを求める人には満点の作品。
この手の作品は定期的に摂取することで感性のバランスが保たれる。
#アオのハコ(9)
青春渦巻く体育館を舞台とした学園ラブコメディ。
ちゃんと振ってあげる主人公なりの優しさと、その優しさ故に切なくも残酷に振られるヒロインの構図が、従来のジャンプラブコメにない恋愛漫画って感じがする。
ここからはメインヒロインとの関係に集中していく展開かな。
ぬるめた3巻
一風変わった女子高生たちの日常を描いたスクールコメディ。
きらら作品ではあるけど、ゆるふわ感というよりは本作特有の尖ったギャグを楽しむことがメインの作品。
どこかインターネットのノリを感じさせる作風で、波長が合えば激ハマりする作品で好き。
てんぷる8巻
再建を目指す尼寺を舞台に巻き起こるドタバタラブコメディ。
アニメ化も決まった本作。割とテンポ良くストーリーを進めてきていたけれど、徐々にキャラクター単体の掘り下げやイベント回も増えてきている印象。
長く楽しめそうで良いけれど、間延びしてしまわないかは少々心配。
中卒労働者から始める高校生活18巻
定時制高校に通う多種多様な高校生を描いた青春群像劇。
長らく続いていたヒロインとのすれ違いもようやくひと段落つき、主人公が自らと向き合う決意をした今巻。
爽やかで前向きな雰囲気と、少しの不穏さも感じられる本作らしさは良い。物語の終わりも近そう。
【推しの子】10巻
母を殺した犯人への復讐を果たすために芸能界で暗躍する、芸能サスペンス。
一時の安息を経て、真犯人に辿り着いたアクアがあかねと決別するシーンは胸にくるものがあった。
ルビーもアクアもダークサイドに堕ちていって、ここからさらに面白くなりそうな予感。