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『ファイブ・デビルズ』とても良かった。純粋がゆえに親の秘め事をなんとなく察してしまう子どもの嗅覚の鋭さを誇張したような設定が面白い。ホラーの雰囲気を漂わせながらも実質少女の成長譚であり深い余韻を残す愛の物語だった。解釈が分かれそうなラストも好み。考えすぎて少女の姿が見えてきそう。
『THE FIRST SLAM DUNK』震えた。井上雄彦が漫画を描きながら想定していた試合中の動きやスピード感が映像として完全再現された夢のような作品。漫画家自らが自作を監督をすることの凄みを見た。アニメ映画の歴史上『AKIRA』に匹敵する快挙だと思う。批判的なファンも騙されたと思って観てほしいよ。
『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』良かったよ。無茶苦茶テーマがわかりやすい。親子3世代どの組み合わせで観ても楽しい冒険活劇。いつまでポリコレとか騒いでんの?そんなのは遠い過去のお話だよ?とばかりに自然に組み込まれる数々の要素にディズニーの送り手としての信念を感じた。
『魔法にかけられて2』傑作!ディズニープリンセスでありながら継母の設定を兼ね備えるジゼルの特異なキャラクター性の掘り下げ方がお見事。めでたしめでたしで終わった物語の続きを描く価値を十分感じたよ。楽曲がどれも素晴らしく繰り返し観たくなる。エイミー・アダムスの演技力に頭ぶん殴られた…