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昨日見に行った香港映画『レイジングファイア』(怒火・重案)傑作だったー。よくある復讐+警察ものかと思いきや、意外な展開、挑戦的なテーマ、静と動のシーンの巧みさ、凝りまくったカーチェイスにアクション、あまりに凄くてマスク下でポカーンと口開けて見てた(凄すぎて一寸笑ってしまった)。
『信濃路紅葉鬼揃』の元ネタの能『紅葉狩』の戸隠山の鬼女退治の平維茂、江戸時代や明治の浮世絵によく描かれているけど、皆、ヒゲを生やした屈強な武者姿なのだな…(美公子というよりも)。鬼を退治する武将なのだから当たり前か。
(画像:順に、国芳、芳年、芳年、周延)
おお…。6月の日本映画専門chにて、有吉佐和子のあの隠れた名作『仮縫』の映画化『華麗なる闘い』(1969年 内藤洋子、岸惠子、田村正和、中島葵。岸恵子がフランス帰りのファッションデザイナー役)が放送されるとのこと!未ソフト化なので、有吉佐和子ファンは要録画!
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国立近代美術館の #高畑勲展 行ってきた。素晴らしかった…という言葉が陳腐に感じるほど、圧倒された。
膨大な絵コンテ等の可愛さに涙目になりつつも、個人的には、作品のテーマやストーリーを深く掘り下げるために高畑監督がとにかく詳細に記した、ノートやメモの数々に感動してしまった。続
Paul César Helleu ポール・セザール・エリュー (1959〜1927)
パステルでの肖像画やドライポイント版画などの、このラフな筆致のスタイリッシュさ。素描好きにはたまらない。
描かれているのはベルエポックのパリの貴婦人達。まさに『失われた時を求めて』の世界。プルーストとも友達だったとか。
#超歌舞伎
また、初音ミクの踊りの動きの美しさには惚れ惚れした。踊り好きとしては、二次元キャラの踊りも気になるところだが、藤間勘十郎さんの踊りの素晴らしさがそのままミク姫に反映されていた。CG技術、凄い…。
それと、お姫様の典型的髪型「吹輪」とツインテールの融合、かなり可愛かった笑!
中でも素晴らしかったのが、「パエトンの墜落」1604〜8頃 ワシントンナショナルギャラリー蔵。
太陽の馬車で天空を暴走する少年パエトンと、暴走を止めるべくパエトンを雷で撃ち殺すユピテル。落ちゆく馬車、人、馬、そのバラバラな姿態と、画面を斜めにピシッと横切って引き締まる構図。カッコイイ…
このサレジオ教会(碑文谷教会)に掲げられていた「親指の聖母像」(1700年代に来日し幽閉された伊人宣教師シドッチ持参→長崎奉行所蔵→現 東京国立博物館蔵)どこかで見たような…と思ったら、つい先日、国立西洋美術館の常設展で見たカルロ・ドルチ「悲しみの聖母」1655年頃とそっくりなのだった。
ちなみに、作者のマックス・ビアボーム(Max Beerbohm)は風刺画家として大変有名で、特に、同じグループで先輩にあたるオスカー・ワイルドを描いた風刺画が…ヒドイ。彼なりにワイルドを尊敬していたらしいけど、ヒドイ。ヒドすぎるが、バナナマンみたいでつい笑ってしまう。
ズリイカZuleikaという名は、旧約聖書のヨセフ物語で、ヨセフを誘惑する人妻(エジプト宮殿の護衛長ポティファルの妻)の名。西洋美術ではこのJoseph & Potiphar's Wife という題材が有名なので、作者ビアボームは、誘惑と抵抗、というテーマを名前でほのめかしたのだと思われる。