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トロイメライ/村山早紀さん #読了
絵本のような、童話のような。
短編3作とも、誰かを想い遣る優しい物語。表題作は、ヒマワリが春を告げる花となり夏の暑さに耐えられず人口が今より減ってしまった近未来。今より猛暑ってかなりつらいなあ……。イラストレーターのげみさんが描く挿絵が美しい。
ゆかいな床井くん
/戸森しるこさん #読了
じゃんじゃん食おうジャージャー麺。
隣の席の床井くん。少し長い自分の顎はロングロングアゴー、同級生の無職のお父さんは透明人間とギャグでその場を和ませる。主人公のミケが笑えば「おっミケが笑った。きっといいことあるな」って言う。私なら惚れる(笑)
闇祓/辻村深月さん #読了
居心地が悪い。この感覚は大事。知性と品性は必ずしも一致しないんだよ。梨津の夫も同じ感性で良かった。半強制的な狭いコミュニティでそういうモノに遭遇したときの得体の知れない恐怖、ぞわぞわ感。思考力があるうちはまだ……でも奪われてしまった後は?……まさに災厄。