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天蓋のあるベッドに出世魚が眠っていて、とてもいやだ。気圧がわたしをだめにしていき、花瓶がふたつあって、ひとつを投げても天蓋のレースにやわらかく抱きしめ阻まれて、もうひとつは気に入っているので投げない。つもりでいたのに投げている。気圧がよくなればいいと思う。
ていねいな愛、分銅は素手で持ってはいけないのでピンセットをつかう、ピンセットは素手で触れていい、ふれたらこわれるものがどれなのかわからないからたまに、あ、これは平気なのかな、って、思ってみたりするけど思わないことが多くてなんで思わないんだってなってしまう。
脱ぎすてたのか、脱げたのか、じぶんで脱ぐぞって思ったはずなので、勢いがあればだいたいのことは許される。いやそんなことないけど、夏だなって思ってから何回も夏だなって思った気がする。いまも思う。春だなは一回、その一瞬のために春はある。夏は何回でもずっと夏。
にくらしくないさわがしさはもはやステップで、足音によってリズムがつくられていく。わあっと泣くことはめったになくなった。しんしんと雪みたいに、雨よりもっとやさしく泣いてしまうのはやさしさなのか、わからない、わたしはリズムに近づいている。
秘話のたぐいがたくさんあって、もうだめだ、などと言いながら絡める海藻は流されないようにするためのものだから、ほんとうならわたしには必要ない。あまりにみんながふらふらしてるから、甘ったるい助けてを振り撒くから、わたしがぜんぶ用意しなきゃいけなくなる。無用なものも。
くだらない、wowの真ん中にはさまれたときの気持ちがおまえらにわかるか、温泉に出かけて有料チャンネルを見てその料金をなにごともないような顔で払う、そういうことができるか。みんなが伝導率のよいくだものを見きわめるときみたいにものを感じることができたらいいのにな。
水に浸かってもなかなか息が続かない体でパーマをあててみても、髪がちょっとくるくるになるだけ、何かがぐわっと変わってちがう生き物になれはしない。はみがきを繰り返さないと歯がだめになるし、なんか、未来って明るくないな。道路にあまい蜜で答え書いとこう。
はちみつとベーコンとくせのあるチーズでホットサンドをつくる。手になじむ文房具をつかう。優先席にあえて座ってすぐ譲る。こわい話はしないでほしい。眠るときには枕を抱く。あまいものとしょっぱいものを組み合わせるのは苦手だという人とは袂を分かつことにする。それから誰とも会っていないな。
誰かを信じたいなあ、ほどほどに四面楚歌だから、わたしからなにかをはじめなくてはならない。英語の勉強でもしようかなあ、みょうに純粋に生きてきてしまったから、七つの大罪のどれもあてはまらない。純潔といってもいいオールドさでうつくしくあるだけではどうにもならない、って誰が言った?