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なんて言いましたか?なんて?
いま言われたことはわたしの中ですごく大きなことで、大きすぎて聞こえなかったのかもしれません。
あーでももう一回言われたらちゃんと聞いちゃうので、それはこわい、ペパーミントはよそ見する、だから言わないでほしいです、すいません!
想像をつづけていたら雪になった。真実は帰り道に拾えるようなものではなくて、もっとまじめにやってないと得られないたぐいの何かだと思っていた。ひさしぶりに書くイーメールを長いまつげのまばたきで消去。例文を探してそれでよしとする、していた、これからはしない。
テーブルにフルーツ盛りが置いてあって、さすがはリゾート、と思いながら荷物をあける。まるごとの果物を食べるためにはナイフが必要だけれど、ナイフをくださいという言葉がわからない。わたしはここになにをしにきたのだっけ。まだまだ日が高くてなんでもできそうで、なにもできないような気がする。
ワードローブにない服を買ってワードローブにする、を繰り返す。天窓がなければつくればいいけど、明かりがさしてくるかは明かりの気分次第だ。くらくらするイルミネーションは昨日、液体のりに混ざった気泡、細かく書き付ける近況、いいところばかり見せられてたまるか。
未来からやってきました、バニラアイスです。ほうっておいたら溶けるので、ほうっておかないでください。そうですね、シロップに漬けたチェリーが甘すぎるのはそうかもしれませんけど、わたしの言っていることはちゃんと通じていますか。ちょっと、つたを巻かないでください。
出かけたとたん森になってしまったあなたを抱えたり引きずったりすることはできなくて、森だから、えぐるように打つべしなどと言って殴ることもできなくて、森だから、ねむるようにねむっているわたしはそのままで、森ではないから、そのうち起きるしそのうちに泣く。
姿くらますグラマラス、ずいぶん大胆なことを言ってのける人で、そんなことばかりしていたらそのうち決闘になるにきまっていた。暗い時間にクライシス、まだ明るいから怒り合うくらいですんでいるけれど、これから、いつか、たぶん。
都営大江戸線、期待、未来、いつでもよければ会う約束をしよう。なんでもテイクアウトできる昨今、誘導、決めたら心揺るがさない。ちょっとしたパーティーに着ていける服が必要になることはないので好きな服を着ましょう。
腕をのばすと腕がのびる。机には足があって腕ではない。ふとももと言いながら細いのは詐欺ではないか。机のふとももを撫でると嫌がるのでやめたほうがいいですよ。