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ラジオ【コロシコロサレ】第5回
浦見「お疲れ様です。浦見みぎりです」
淀川「淀川水面です」
浦見「今日のお便りはラジオネーム【誰かに金を借りてた気がする】さんから」
淀川「忘れるな」
浦見「浦見みぎりに言わなければいけない事、ありませんか?」
淀川「……え?」
【疑惑】
浦「…幼女」
淀「は?」
浦「今、携帯の画面に全裸の幼女が」
淀「ラブコメ漫画のワンシーンだ。誤解を招くような言い方するな」
浦「誤解を招いているのは貴方です」
淀「じゃあ読んでみろよ。普通の漫画だから」
浦「…」
淀「あっ、検索履歴は見るな。止めて。ごめんなさい」
【勘違い】
淀「疲れた」
浦「生きる事に、ですか?」
淀「その疲れには慣れたよ」
浦「慣れても疲れは消えません」
淀「分かってる」
浦「楽にしてあげましょう」
淀「……」
浦「肩を揉んであげます」
淀「そっちかよ……」
浦「何か言いましたか?」
淀「……何でもない。頼む」
【改めて自己紹介2】
……淀川水面です。
日本の田舎町に住んでる、ごくごく普通の高校生。
育ちは良くないな。
痛みには鈍感なタイプ。趣味は読書だ。
よ、よろしくお願いします。
【改めて自己紹介】
浦見みぎりです。
日本の田舎町に燦然と輝く一番星。
ナンバーワンにしてオンリーワン。
世界は私の掌中にある。
趣味は料理と魚の観賞。
好きな料理は鯖の塩焼き。
どうぞよろしくお願いします。
訪問販売
浦「訪問販売員をやってみたいです」
淀「……じゃあ、練習しとくか」
浦「いらっしゃいませ」
淀「いらっしゃったのはお前だ」
浦「土足で失礼します」
淀「止まれ。ダメに決まってるだろ」
浦「本日紹介する商品はこちら」
淀「まだ話を聞くとは言ってないぞ」
鏡
浦「鏡よ鏡、鏡さん。世界で一番美しい女性は私です」
淀「聞け」
浦「そんな私に相応しい男性は誰?」
淀「なぜ俺に聞く?」
浦「よくご存じかと思ったので」
淀「……俺だ」
浦「違います」
淀「……」
浦「今はまだ」
淀「……いい性格してるよ」
浦「ありがとうございます」
淀「褒めてねぇ」
マスク
浦「マスクを忘れました」
淀「俺の予備、使うか?」
浦「……生理的抵抗感はありますが、我慢します」
淀「安心しろ。新品だ」
浦「……そーですか。自分のマスクを私に使わせるのは嫌ですか」
淀「え? 怒ってる?」
浦「怒ってません。蹴りますよ?」
淀「めっちゃ怒ってる……」
SS【旗揚げ】
浦「赤を上げると見せかけて、白を上げると思いきや、赤を持つ手に力を込めつつ白を優しく握りなさい」
淀「どっちか上げさせろよ」
浦「赤を上げたい気持ちを抑え、白への思いを断ち切って、赤を上げろと言われようとも白を上げてはいけません」
淀「だから上げさせろって」
SS【機内食】
浦「ビーフオアチキン?」
淀「チキン」
浦「正解です。貴方はチキン野郎です」
淀「やっぱビーフ」
浦「正解です。貴方は家畜と同等です」
淀「お前、CAにはなれないな」