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「ああ……ビショップには後で謝っておかないと。それじゃ、今回のデータは転送しておくから。君のほうでも解析よろしくね。……俺は、俺の願いのために、利用できるものはさせてもらうよ」
「ん? それって俺のこと? 悪かったよ、レイン。あっちのほうの仕事をおろそかにしちゃったからね。だって、あんなに抵抗してくるとは思わなかった。あの子の……いや、自分の能力を甘くみてたなあ」
「ふふ、なんのことでしょう。
……と誤魔化したいところですが、犯人がわからないのは気持ち悪いですよね。そうです、俺が君の作ったサイトをいじらせてもらいました。日付が変わる頃に完全に元に戻るよう書き換えておきましたが……海棠くんの技術は素晴らしいものでしたよ」
「すみませんでした……。いちばん悪ノリしたのは俺だから、みんなのことはあまり怒らないでください。――ただ、最後にひとつ確認しておきたいんですけど……先生、ですよね? 俺が作ったプログラム書き変えたの」
「先生も一緒に怒られますから、後でみなさん反省文もよろしくお願いします。……とはいえ、個人的にはとても楽しかったですよ。みなさんの成長が見られて、教師冥利につきる課題でした」
「……先生はね、とても嬉しいんです。みなさんが自分たちで考えて行動したこと、メンバーで団結してひとつの成功を目指したこと。……教師として満点をあげたい……んですが、さすがに今回は学校を巻き込んでしまいましたからね。怒らないわけにはいきません」