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貪食のドッペル
その姿は、老婆に化けた狼。この感情の主はあまりにも長い時間を生きてきたため強く一体化している。このドッペルは武器こそ扱えないものの、立ちはだかるものを欺き、籠絡し、掠め取り、咀嚼する。千年をかけて研ぎ澄まされたその手管は、狼が見えていても逃れられないほどである。
頭巾のドッペル
その姿は赤ずきん。この感情の主は帽子を脱いでドッペルを表に出すことをかなり嫌がっている。自分を攻撃した者を撃ち腹を切り裂く。このドッペルは処刑人の義眼を隠し、最も近くの脅威に目をつむって、あくまで守られる少女として振る舞おうとする。