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「明日も早いから、あんまり夜更かししないで適当なところで寝るぞ」
「ちょっとマスター、何で別々ベッドなの!?」
「そうッスよ!センパイとレーノさんが一緒に寝れば、ベッドひとつ空くじゃないッスか!」
「ベッドが空こうが空くまいが、ミユの場所はそこだから」
「差別ッス!」
女川駅舎3階の展望デッキから。
「小さな光だけど。みんなこの明かりの下で頑張ってるんだね。レーノも今晩マスターと頑張っちゃうよ」
「いいこと言ってそうで全然言ってないな」
「石巻線の最終列車ッス。この列車が発車したら、女川は文明から切り離されるんスね…」
「失礼だぞ、ミユ」