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性愛をテーマにした作品や、見方によってはグロテスクで悪趣味に写りそうな光景も、林美月の偏見のないなめらかな視線と、自由で奔放、かつハイセンスな筆さばきにかかると、そこに新しい生命が吹き込まれる。スプレーを使った、禍々しくもスピード感溢れる作品も魅力的。
それは、おぞましいエゴや下品でむごたらしい欲望の隙間から見えてくる、人間の強靭な生命力であったり、悲しいけど美しい人と人の物語であったり、今を生きる私たちの残酷な孤独である。
以前彼女は、自分の周りの若者達は、生存のために絶望している人が多い。でもそれがすごく美しくて、人間の希望が垣間見えるので、それを描いている部分がありますと語っていた。
そしてタイムレスな混交様式は、西洋と東洋、現代美術と工芸といった従来の枠組みを軽やかに飛び越え、様々な角度から無数の文脈が入り込んだ、まるで美の宇宙である。
本日より、友高博之 個展「EVILLIVE」を開催致します。今回は、たくさんのスタディも展示・公開致しております。大変お足元が悪いですが、皆様、どうぞお越し下さいませ。