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今週の東京新聞の連載のお題は「鏡天」。東北のお供えもので天草を煮て漉したのを固め、仏様や自分の心を映す鏡に見立てたもの。いつまでもながめていたい透明感ときらめく内側の光。お下がりにいただけば心地よい歯ごたえ。撮影/広田行正
本日は旧暦の元日。こんな明るい光の中で新しい年を迎えていた時代の方が長いとは。まさに迎春。今年の旧正月の飾りは榧と青文字の枝で。
今の七十二候は金盞花咲く。(きんせんかさく)金盞花とは水仙のことですが、今年はずいぶん前に花が開いていました。戸惑うような陽気がつづきますが、冬本番へとつないでいく道のり。心のうちにはひかりをたくわえて。
本日は彼岸入り。彼岸は仏教のことばですが、日本独自のこよみです。のぼるお日様を東に迎えに行く日迎え、沈む太陽を日送りをするところがあります。夜を照らす明かりのような辛夷が見事です。
今の七十二候は「魚氷を上る 」。うおこおりをのぼる/不動のように見えた厚みのある氷もゆるみ春を知らせる頃。冷たい氷の下でじっとしていた魚たちもかすかな春の気配を感じて動きだし、活きの良さを取り戻しはじめるという候。