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広田千悦子 / 行事室礼研究所さんのイラストまとめ


季節や行事の草木花、見えないもの、祈りをかたちにしつらいに。季節のことば。季節のおいしいもの。著書は『にほんの行事と四季のしつらい』など。 ■季節のしつらいと稽古ONLINESTORE| shiturai.base.shop
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今週の東京新聞の連載のお題は「鏡天」。東北のお供えもので天草を煮て漉したのを固め、仏様や自分の心を映す鏡に見立てたもの。いつまでもながめていたい透明感ときらめく内側の光。お下がりにいただけば心地よい歯ごたえ。撮影/広田行正

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本日は旧暦の元日。こんな明るい光の中で新しい年を迎えていた時代の方が長いとは。まさに迎春。今年の旧正月の飾りは榧と青文字の枝で。

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虫の音が揃いはじめました。このしらべを存分に浴びて、心も音合わせ。

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旧暦の端午の節供も過ぎて、季節は仲夏へ。七夕が待ち遠しくなる梶の葉一枚。ちいさなちいさな葉一枚にもカタチがあります。

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今日は新月。はじまりの月。カエルがきもちよさそうに音を鳴らす午後。静かな初夏の雨。

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ひかりが眩しすぎて伏し目がちに。影のことに気がつく季節。立夏まで十日。

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今の七十二候は金盞花咲く。(きんせんかさく)金盞花とは水仙のことですが、今年はずいぶん前に花が開いていました。戸惑うような陽気がつづきますが、冬本番へとつないでいく道のり。心のうちにはひかりをたくわえて。

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10月13日は十三夜。我が家の月見の草花はナンテンハギと南天の葉。難を転じる南天づくしに。

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本日は彼岸入り。彼岸は仏教のことばですが、日本独自のこよみです。のぼるお日様を東に迎えに行く日迎え、沈む太陽を日送りをするところがあります。夜を照らす明かりのような辛夷が見事です。

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今の七十二候は「魚氷を上る 」。うおこおりをのぼる/不動のように見えた厚みのある氷もゆるみ春を知らせる頃。冷たい氷の下でじっとしていた魚たちもかすかな春の気配を感じて動きだし、活きの良さを取り戻しはじめるという候。

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