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早朝、四時半。珍しくめざまし無しで目が覚め、不思議に思っているとカナカナカナ、とヒグラシの初音。重ねた夏の思い出が立ちのぼっては消え、新しい朝に包まれていく。
天を指し示す笹。明日の太陽暦の七夕を控えて。華奢だけれど繊細なフォルムのもの、雑な葉付きだけれど青々と頑丈そうなもの、飾り付けをしようとまじまじと見れば笹も様子はさまざま。
梅雨空。どっしりとした灰色の空に覆われて静と動のバランスをとりにくい頃。内面へ内面へと気持ちは向かう。悲しみにとらわれ、怒り、孤独になりやすくなっていると感じたら自分に、大切な人に、色の贈り物。食べものに、道ばたにも色は働いています。