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朔羽ゆきさんのイラストまとめ


絵を描いています。

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共同垢はこちら✨→@2wei_yn
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最初は大きな蝶が蜘蛛の巣に囚われているみたいに見えた。
 力なく足掻く蝶の、なまめかしい紅い羽根が、ゆらゆら揺れている。

 次の瞬間、状況を判断する前に声にならない悲鳴を上げながら、俺は本能的に部屋へ駆け込んでいた。

 目に飛び込んできたのは、紅い古風な着物を着たアキだ。

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――完全に油断していたし、そもそも疑ってもいなかった
 

「てめ…クソあに…き…」

 ブラコンが聞いて呆れる。

 コーヒーになんか盛りやがったな…!?

「無茶な真似をしたらお仕置きだよって言ったよね」

頭を振り、額に手をあてがってこめかみを指で押さえても眠気は失せず、意識より→

4 24

誰にも祝福されなくてもいい。
 彼さえ隣で笑ってくれていたら、それでいいと思っていた。


 愛する人と共に生きていくことを、俺たちも大切な人達に認めてもらいたいと思った。もう二度と、こいつを一人にはしたくないと思った。


「観覧車は……遠くから見るより、やっぱり…

3 32

愛しいひと

生まれ変わって
 きっと貴方の元へ―――…


涙が止まらない

何度拭いてくれても次々と溢れてくる

 貴方は…誰?

意識を完全に手放す瞬間、その人の唇が何かを囁いた

 何て、言ったの…?

 名前を呼ばれた気がしたけれど、それは僕の名ではなかった

 誰を呼んだのだろう

3 25

nekoさん(@hare___neko)お誕生日おめでとうございます!
リクエスト頂いてた『死神』で描かせて頂きました。
この一年が、nekoさんにとって良い一年でありますように🎂
いつも素敵な小説・絵、ありがとうございます( *´艸`)💕

『死神くんと
訳あって魂回収し損ねた 少年』です。

3 24

喜多川がもう、寂しい夜を過ごさなくて済むように。
 知らない誰かで寂しさを紛らわさずに済むように。
 涙声で訴えた透のネクタイを喜多川がグイ、と引き寄せた
*
「お前うぜぇから、どーせ俺が何言おうが聞かねぇだろ」
「……もっと他の言い方してよ」
「うるせぇ、馬鹿眼鏡」
 言葉とは裏腹に→

7 35

「黄泉の国って知ってるか?午前0時に鏡の前に立つと死人が手招きして引きずり込むんだとよ」
「…なんだそれ?」

水季の事をバカにしているわけではない、むしろ幽霊がいるなら会いたい

俺を育ててくれた老夫婦と、両親に……会いたい



酷く嫌悪するもので眉を寄せた

「人間のにおいがする」

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男はくつくつと嗤いながら、俺にナイフを走らせる。
とっさに避けて、相手の小手を狙って、ナイフを取り落とさせようとする。
だけど、ゆりかちゃんを庇っているし、部室が狭くて動きにくい。
どうしようかと一瞬迷っていると、次の瞬間、ドアの開く派手な音がした。

「………!」

4 26

半ば呆けた頭で、もういいよ、って認めてた。
俺はアキに欲情してるらしい。

**

 想像の中のアキが、俺を受け入れて、甘くてエロい声を上げて。目の淵を赤くして、『慶……もっと、もっと……』って俺を上目づかいに見上げたところを想像した瞬間。

「っ…アキ………」
 一瞬声が漏れてしまう。

7 35

「おい飛び降りる気か!? さすがにヤバいだろーが!」 

 ふっと自然な笑みが浮かんだ。こいつ、案外、悪いヤツじゃねーかもな。

 俺が窓から飛び降りるのを防ごうと駆け寄ってくる赤髪を、ぎりぎりまで引き付ける。

 そして、俺はその手が届く直前に、跳んだ。

 ――後ろへ。

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