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「ユキ。」
津田が顔を上げると、そこに立っていたのは、ずっと会いたいと思い続けていたその人だった。
*
「話したいことが、たくさんあるよ…… 」
話したいことと、謝りたいこと。
たくさんの感謝と、懺悔と、謝罪。
いつかまた会えたら、一番に謝ろうと思っていたことーー
手を繋いで歩くことは出来ないけど、初デートはすごく楽しかった
*
「ねぇ、藤堂」
「ん?」
「僕さ、毎年四月ってあんまり休み取れないんだ」
「だからさ、来年も同じようにお花見できるとは限らないんだ」
「……うん。そうか……」
*
「けど、だからこそ、今日は本当に最高の一日だよ」
「命があるモンを作ることで、俺の心のどっかに、許されたいって気持ちがあるんだろうな」
*
「熊谷さんがこれまで作ったガラス細工の数は、熊谷さんが香芝さんを想っていた数。……だとしたら、俺はちょっと香芝さんが羨ましい」
文字通り溢れかえるほどの想いを今も尚受け続けている香芝が→
どうして笑ってくれるんだろう、こんな状況で。
酷い痛みに、全身を震わせながら……
津田の優しさに胸が痛み、乾はただ、謝ることしかできなかった
「みんな、こうなんだろ?」
苦しい息の下からそう問われ、言葉を失う
津田の首に押し当てた白い生地が、みるみる赤く染まっていく
血が止まらない
まるで桜が見せた幻と錯覚してしまいそうな儚さと危うさが同居する、そんな美しさがその少年にはあった。
その光景は一瞬で彼女の目に焼き付き、体の奥深くに眠る何かを揺り動かした。
「だれも……呼ばないで…くださ…」
途切れがちな声は掠れ、荒い息づかいに掻き消えそうに弱かった
「俺、もしもの時は先生の傍がいい」
*
いつの間にかその笑顔から目が離せなくなって、彼を見ていると不思議と安堵してしまう。
「気持ちが元気でも、身体が追いつかないことはあるんだよ。それで熱を出してたら意味ないじゃないか」
「それでも先生がいてくれるだけで俺は幸せなんだよ」
→
「なにをお願いしますか?」
「え? お願いごとする前にそれ聞くの?」
「駄目ですかね?なんだか気になって」
「んー、やっぱりいまの縁が末永く続くように、だ。それと無事にお前を帰してくれたことにお礼もしなくちゃな」
一年の礼を尽くし、これからの一年に願いを込める。毎年毎年こうして
当麻咲来さん(@saku_sakuru )
王立魔法図書館の【錠前】3巻 の発売決定と、
お誕生日おめでとうございます🎂✨
まうさん
これからも応援してるよ!
また、色々落ち着いたら、旅に行こうね(笑✨
(錠前・ファンアート)
「断る。俺は……俺も、穂積が好きだ。諦めるつもりは無い」
ハッキリと宣戦布告した。だけど二人は騒ぐことはなく、臀部の当たりにボスっと軽い膝蹴りをぶつけてくるだけだった
*
キヨハルに視線を向けると、ニッとイケメンな笑顔を向けられた
それはまるで試されていたような……。
恋人にしたい人の
夜を独占したくて。
*
馬鹿な僕は風邪を引こうと冷たい雨の中を歩いてみた。
*
僕の看病をしてくれたらその風邪が彼に移り寝込んでしまった。
今度は看病は僕の番、と思ったら僕は急な仕事で出張になってしまった。
一週間後
出張から帰ったら彼の横には知らない女の人がいた。