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『放課後の聖女さんが尊いだけじゃないことを俺は知っている』 #せいとい
【ミックスジュース】
大「つまりあれか、ファミレスのドリンクバーでジュースを混ぜるのも、カクテルづくりに含まれると」
聖「んー、ちょっと違うかも」
大「なにが違うんだ?」
聖「それはただのミックスジュースっていうか。私の場合、シェイカーを使ってるし」
大(珍しく白瀬がドヤっている…)
【再確認】
聖「他には、クランベリージュースにレモンソーダを注いで作る、クランベリーキューティーも美味しいよ」
大「…一応、確認だけど、酒じゃないんだな?」
聖「うん。飲み物を混ぜるだけでカクテルって呼ぶこともあるみたいだし、私はそう呼んでる。そっちの方が雰囲気が出るし」
大「ホッ」
【カクテル】
シャカシャカシャカ……
聖「どうぞ、お手製カクテル・シンデレラです」
大「は!? お、俺たちは未成年だぞ!?」
聖「ん? もちろんノンアルコールだけど」
大「え……?」
聖「このカクテルは、オレンジジュースとレモンジュースとパインジュースをシェイクした物だよ」
大「はあ……?」
『放課後の聖女さんが尊いだけじゃないことを俺は知っている』 #せいとい
聖「じゃあ今度一緒に見ようよ」
大「猫の動画を? それとも、ジェットコースターの動画か?」
聖「どっちも。大和と見れば楽しそうだし」
大「え、ああ、わかった」
大(癒しになるかはわからないけど、これはこれでいいか)
大「他にハマっていることとかあるか?」
聖「動画はよく見るかな。大食いのやつが好き」
大「動画なら俺もたまに見るよ。俺の場合、癒し系が多い気がするけど」
聖「癒し系って、ジェットコースターに乗るやつとか?」
大「猫とかそういうのを愛でるやつだよ! 癒しの基準がおかしいだろ」
【趣味】
大「趣味って難しいな。料理はできるけど、趣味とは違う気がするし」
聖「私は最近、散歩をしてるよ」
大(あれ? でも白瀬って、方向音痴だったはずじゃ……)
大「へ、へぇ。どの辺りまで歩くんだ?」
聖「んー、この前は気づいたら十駅ぶんくらい歩いてたよ」
大「……はい?」
【ジャンル】
大「カラオケといえば、白瀬は色んなジャンルの曲を歌うよな」
聖「そのとき歌いたい曲を歌うからかな。大和はアニソンが好きなんだっけ?」
大「別に、好きとかじゃないって…」
聖「アニソンも良いよね。なんか歌いたくなってきた」
大「な、なら次は俺も歌うかな。歌詞は覚えてるし」
【正反対の二人】
大「それにしても、俺たちってほんとに正反対だよな」
聖「そう?」
大「片や学校の人気者、片や日陰者だし」
聖「でも、相性は良いよね。二人ともカラオケ好きだし」
大「……そ、そういうことにしておくか」