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繁殖のチャンスが!ハイスペックで魅力的な異性との出会いが!この街にはありますよ!と幼少期から日々テレビや雑誌やSNSで宣伝し続けているため、若者は繁殖期になると東京に向かいたくなる。
「あーっ、サピエンスがわざとらしく泣いてるね。ヒゲじい、これは?」「オーホッホ、それはこのサピエンスという猿が種独自に進化させたおどろきの習性、被害者シグナリングによるリソース抽出戦略じゃな。涙という苦痛·服従信号のシステムをハックして意図的に周囲の人からの援助効果を得るんじゃ」
「人類は死刑によって進化した」という、今進化人類学でホットな死刑執行仮説/the execution hypothesisもダーウィンは予測していた:「悪人は処刑されたり、長期間投獄されたりして、悪い遺伝的資質を自由に伝えられない…暴力的な人や、気性の荒い人は、しばしば血なまぐさい結末を迎えるのです」。
" ひょっとすると、人は利己的あるいは偏狭な理由からそれを行うのかもしれない―自分を正当化し、いかに賢いかを証明したいだけなのかもしれない。だがそうだとしても、みながそれぞれ理由を提示することで、グループ内に多様な視点が生まれる。"
利他的な処罰/altruistic punishment とはこういうやつね。サードパーティパニッシュメントともいう。ヒトは社会淘汰圧を受けて進化した動物で、「フツウ」から逸脱した者や集団に奉仕しない怠け者が罰せられるのを熱烈に望む。罰を下す時、ヒト個体の脳ではドーパミン中枢が活性化するよう進化してる
マーケティングとは「ヒエラルキーの高い個体(上流階級)と同じものを食べたい、同じものが欲しい」というラットやサルでも持つことが確かめられている本能を、人工的にハックする情報宣伝技術。セレブが湘南でなく淡路バカンスを楽しんでるという情報を大量に流せば、ヒトは淡路島に憧れるようになる
だが、「オマエみたいなブスが・貧乏人が・障害持ちが結婚して子どもを産むのは子どもがかわいそうだろ。子作りすんなよ」という断種を強要するいじめでは、遺伝的な競争相手を取り除きたいという利己的な思惑があっておかしくないにも関わらず、発言者が非難されるどころか、賛同する者まで現れる。
もし、あるポスターの消費者層としてキモ・オタクっぽい人物が自動的に想定されている場合、そのポスターを見た女性は消費者の男性たちの「性的な視線に晒される」女性(=心を持たないアニメ絵)の“痛み” を仮想的に見出し、共感し、怒りを感じてしまい、炎上する。
サピエンスの脳は世界の真実の姿ではなく自らのコミュニティやグループが世界を認識する方法に合わせて世界を見るように最適化されている。社会心理学者がこれまで発見してきた、人間の世界認識に伴う数々の「バイアス」は、彼らが言うようにバグや欠陥ではなく、社会生活にうまく適応した進化なのだ。
タンパク質レバレッジ仮説、肉を主食として進化してきた動物(サピエンス)から肉をとりあげると、肉っぽい味つけがされている炭水化物を食べまくってしまう等のバグ行動に出てしまうが、それでも "タンパク質用の食欲" はいつまでも満たされないのでデブになる、という物凄く進化心理学的な話であった。