//=time() ?>
僕は昔よく「天才バカボン」を読んでいたので、警察官が不祥事を起こしても、すぐに目の繋がったお巡りさんを思い出して、つい「まあ、そういうこともあるだろう」と考えてしまいます。だから僕は「健全な意見を持った一般市民」とは言えないような気がします。
「ひとつ、村上さんでやってみるか」
下宿に戻ると、羊の絵のクリスマス・カードが一枚郵便受けに入っていた。
そこには「羊男世界がいつまでも平和で幸せでありますように」と書いてあった。
#羊男のクリスマス
羊男が目を開けると、そこには身長140センチくらいの小柄な老人がいた。
「ああ、痛かった」と羊男は言った。「あなたいったい誰ですか?」
「わしが聖羊上人であります」とその老人はにこにこ笑いながら愛想よく言った。
#羊男のクリスマス
羊男は草の上にドーナツをひとつ置いて、向うを向いた。やがてこそこそという音がして誰かがやってきて、もそもそとドーナツを食べた。
「おいしいなあ、ほんとにおいしいなあ」とそのなんでもなしは言った。「振り向いちゃいやですよ」
#羊男のクリスマス
「私のこと探さないで下さい」と声は言った。
「その、本当になんでもないものなんです。つまらないものです」
「出てきて一緒にドーナツ食べませんか?」と羊男は誘ってみた。「一人でいるのもさびしいし」
#羊男のクリスマス
羊男が足をすべらせないないように枝をかきわけながらそちらに行ってみると、その奥には木のほらを利用した小さな小屋があり、小屋の前にはねじけが腰を下ろして、大きな剃刀で髭を剃っていた。
「あれれ」と羊男は言った。「あなたは穴の底にいたんじゃないんですか?」
#羊男のクリスマス
羊男がまわりを見まわすと、草原のまん中に大きな木が一本立っているのが見えた。木の幹には縄ばしごかかっていた。他には何も見あたらなかったので、羊男はとりあえずそのはしごを上にのぼってみることにした。
#羊男のクリスマス
海ガラスの奥さんの家に行くのはとても骨が折れた。岩はゴツゴツと切り立っていて、道らしい道もないのだ。おまけに強い海風が岩にしがみついた羊男を今にも吹きとばしてしまいそうだった。
#羊男のクリスマス
羊男が振りむくと、そこには双子の女の子が立っていた。一人の女の子は〈208〉という番号のシャツを着て、もう一人の女の子は〈209〉という番号のついたシャツを着ていた。
その番号をべつにすれば、二人の女の子は何から何までそっくりだった。
#羊男のクリスマス