田中章滋 Shoji Tanakaさんのイラストまとめ

ランスに住むEli Tiunineエリ・チュニーヌから、私設美術館開業の案内が届く。嘗て彼女のアトリエを訪ねたが、その住居とは異なる模様。旦那がランス大聖堂声楽隊指揮者故、その伝手か？ランスはパリからTGVで一時間。2024年『秘密の現実』パリ展参加を交換条件に、ランス展もやらせてもらおうかね。

パリオリンピックまで仮設のグランパレ・エフェメールにてART CAPITAL 2023開催中。就中参加４サロンの内、SALON DESSIN & PEINTURE À L'EAU（素描水彩画サロン）の招待作家では無く、ジェラール・ディマシオとデヴューさせたギャラリー・ラーのHervé Séraneエルヴェ・セラーヌがゲストで、興味深い。

1996年頃、『ダヴィデの憂鬱』同様、楕円に切った支持体に描いたシュルレアリストぶった作品二題。『athanor（錬金炉）』と『Le Matin des Magiciens（朝の魔術師）』。板に石膏地、テンペラ・油彩。直径15cm x 10cm。

9人のミューズ（美神）の舞踊神テレプシコール。楽譜に倣ってト音記号を構図に取り入れてみた。しかし、未完のまま。板にテンペラ＆油彩。#art #artwork #油絵 #Oilpainting #Tempera #芸術の輪 #古典絵画 #絵描き ＃mythology #literature #Fantasticart

パリで幻想芸術展を企画し、参加願った絵描き達の内、著名な方々は皆物故されてしまった。例えばHRギーガー、その友のシヴィル・リュペール、クロード・ベルランド、ミッシェル・アンリコ。ギーガーとリュペールは画商が仲介したが、他は直接参加依頼したのだった。残るはジェラール・ディマシオのみ。

昨今、夢を見ない、のではなく、ちょくちょく見る。しかも続き物。夢の架け橋なる言葉があるが、夢見る私は夢の中でも旺盛にネットを行って居り、その作業の仕上げを目覚めてからと目している。という事は、私は睡眠中の自覚がある、という事か。だが現実は何が何にリンクできるの？雲散霧消の巻き。

サン・ラザールの画廊、搬入飾り付けの途中でオーナーが帰ってしまう。私とToru Nogawa、ディマシオの三人展らしい。所が画廊がだだっ広く、手持ちの絵が全く足らない。そこに呼びもせぬのにユーグ・ジレが現れ、うろうろしている。仕方ないなとNogawa氏と目配せし、此奴も臨時参加だなと妥協する夢。

「何か思いつこう」....。私は今の今、「何も思いつかない」ということを「思いついた」。

「シルフ」ポール・ヴァレリー／田中章滋　訳

決して見えず知られず
私は薫る
在っては消え
風の中に現われる

決して見えず知られず
偶々か　天意か？
現われたと思いきや
跡形もなくなる

不可解な？
知性では解き難い
惑わしや！

決して見えず知られずに
暫し漂う裸の胸の
二枚のシャツのあいまに

とうに鬼籍に入った父母が現れて、膨大な骨董を品定めし、価値を見極めよと命じられる夢。例えば、伊藤若冲には弟子が沢山居て、若演、意冲、処冲、莱洲、玉冲、馬庸、曇冲、雪樵道人、環冲、独冲、米中、若啓、若拙、若涼、大光、僧維明、弟の白歳を見極めよと無理難題。私ゃ、何でも鑑定団じゃない！