タイトルは恥ずかしいけど、凄い好みな曲ばかりのプレイリスト。spotify公式か。流石。
都会の空と音楽と
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恐らく、英語の発音を優先されたキャスティングだと思うけど、小林直己さんだけでなく、祐真キキさんも佐久間良子さんもケン・ヤマムラさんも室山和廣さんもクリスタル・ケイの歌唱（当たり前か）も全く違和感がなく、逆に今までのハリウッド映画はなぜ？と思ってしまった。世界で羽ばたいて欲しい。
撮影は『インターステラー』『ダンケルク』のホイテ・ヴァン・ホイテマ。先に挙げた『her』の撮影も担当しているので、納得の配役。音楽はやけに『メッセージ』が頭を過ぎったけど、音楽ヨハン・ヨハンソンだしな…と思ってたら、メインスコアは本作の音楽を担当したマックス・リヒターだそうで。
#ジョーカー が全米でも公開されて数日が経つけど「何も起きなかったか…。良かった。」と「あれほどの映画でも何も起きなかったか…」と両方あるな。アーサーとしての気持ちは前者で、ジョーカーとしては後者。観客の心理状態により、どちらの気持ちにもなれるところが本作の巧みなところだと思う。
「亀倉雄策 役、どうしようかな……そうだ、前野健太にしよう！」って決めた人も、「黒澤明 役ね。合いそうな人は、、そうだ、増子直純だ！」って考えた人も、どこか常人には無い感性が有ると思う。というか、冷静に考えたら、お2人が大河ドラマに出演する時代、凄いな…！素晴らしいキャスティング。
旅に出る前のシーンも全部好き（特に、隠れて汽車に乗るシーンのジャンプ表現とか最高）なんだけど、やっぱり圧倒的に面白いのは船が出てからで、海や雪、氷山の描写の美しさと怖さもさることながら、最初は疫病神扱いだった船員の態度が変わっていくのもグッときた。そして、祖父との、あのシーン…！
個人的には、今の中村佳穂を間近で聴けただけで元は取れたのだけど、恐らくスピッツとsumikaファンが大多数の中、サウンドチェック「アイアム主人公」から沸かして、「チェリー」を少し歌って最初に「そのいのち」をやったのと、初期曲「シャロン」で泣かせて無理やり「LINDY」につなげたの全部最高。
かなり『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』を意識した映像も多いので、両作が好きな人には間違いないし、特に好きでなくとも、美しき古き良きイギリスの街並みを背景に描かれる美しい青年たちの友情と青春、美しい男女の悲恋と純愛を合わせて描いているというだけで、誰もが映画として楽しめる。
現代版『ブレックファスト・クラブ』と呼ぶには周囲の彼らのストーリーをもう少し描いて欲しかった（エイデン君とか彼だけで違う映画が作れる気も）けど、あれだけ多様な人間をリアルに描けただけで素晴らしい。エイデンを演じるルーク・プラエルはゼンデイヤやエズラ・ミラー味も有って期待大ですね。
