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特撮、アニメ、漫画、ラノベ、ゲームを浅く広く愛するメカオタ。格好いいロボットは正義だ。

今は忙しいから、創作は思い出した様にマイペースで。天安門事件

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周りは完全に沈黙している。
普段は温和なキャラで通っている私が突然激しい剣幕で叫びだしたら、誰もが呆気にとられるだろう。

勇奈「……言い返してみなよ。さっきまで、陰口叩いてたみたいにさ」

「でも…どんな理不尽を押し付けられようと、あたし達は負けない。必ず勝って、乗り越えてやる」

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ーブンドド学園 校門前ー

優奈「はぁ、久し振りだなぁ……1週間も経ってないけど」

勇奈「(ここが、あんたの通っている学園ね)」

久し振りに学園へ行ける事になった私は、早足で校門を通って校舎に入る。

勇奈「(何か、視線が気になるね。話し声も)」

勇奈の言う通り、皆の視線が私に刺さる。

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恐らく柔らかさはレインが一番、しかし対応まで含めた柔らかさはティアちゃん一強ですなー

チーム・スカベンジャーの癒しは伊達では無い。

ティア「隊長さんは、好きな人が一番だと思うけど……」

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人物紹介④

伊烏 信矢(いがらす しんや)

GRID世界を知る方ならば皆様ご存知”ゴミ漁りの鴉”……の、平行世界におけるifの姿。

両親及び弟の勇矢はいずれも存命中。勇矢と共にBNDDオンラインカフェ「ペルシュ」(フランス語で”止まり木”)を経営する。

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信矢「おう。一応、家まで送るぞ優奈ちゃん。あ、冷蔵庫に幾つか作り置きの料理がある。好きなだけ取っていきな」

優奈「わ、ありがとうございます、マスターさん。……また、よろしくお願いします!」

信矢「こちらこそ。また色々と考えてから、今後の事を決めていこうぜ」

優奈「はい!」

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勇奈「なら、そうさせてもらおう。早く済ませるよ、優奈」

優奈「(勇奈!?)」

信矢「おう。いざという時は俺達も助けられるから、安心して行ってきな」

勇奈「……信用させてもらうわ。ミッションメモリ、セット。ダイブスタート」

動揺する私に構わず、勇奈がBNDDオンラインへのダイブを始める。

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勇矢「兄さん、最後のお客様は無事に帰ったよ」

信矢「サンキュー、勇矢。なら掃除の前にお客様一名追加だ」

優奈「え…?」

マスターさんの言葉に思考が固まる。手助けするって言ってくれたけど…?

信矢「ここはBNDDオンラインカフェ。そこらのゲームセンターよりずっと安全だ。君はここを使え」

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信矢「……止めてもやるんだろ?だったら、出来るだけ協力するのが俺達のやるべき事だ」

勇奈「……あたしはイレギュライザーだけど?あたし達に協力したらどうなるか、想像は付くでしょう?」

信矢「俺、どん底にいる人間は放って置けないタチでね。それに、忠告はしてくれる辺り信用は出来そうだ」

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優奈「でも、私は皆をこのままにして置けないんです!絶対に…また、皆で!」

信矢「梃子でも動かないって目をしてるな、優奈ちゃん」

勇奈「あんたが止めても、あたし達はやるよ。イレギュライザーは赦さない」

信矢「……で、君が優奈ちゃんの言ってたもう一人か」

勇奈「あんたはどうするの?」

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信矢「……イレギュライザーに、なっちまっただと?」

優奈「はい」

マスターさんに左手を差し出し、左手の掌に焼き付いたコネクターの痕を見せる。

信矢「……これは、確かにイレギュライズメモリのインストール痕だな……アンインストールは出来ないのか?」

優奈「はい。その理由も説明します」

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