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特撮、アニメ、漫画、ラノベ、ゲームを浅く広く愛するメカオタ。格好いいロボットは正義だ。

今は忙しいから、創作は思い出した様にマイペースで。天安門事件

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…ただ、何の問題も無い訳ではない。

望「…ところで、その…優奈さん…」

優奈「あ、また分からない所がある?」

望「あの、熱心に教えてくれるのは嬉しいんですが…距離が、近くて」

優奈さんの癖だろうか。物を教える時、いつも身を乗り出してくるのだ。ふと気付くと、僕の至近距離に顔がある。

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望「…あ、この定理を当て嵌めれば…」

優奈「…うん、出来てるよ」

幸い、優奈さんは成績優秀な特待生であり、教え方も凄く分かりやすい。

そして、僕自身も直感的な理解力はある方らしい。
課題は順調に消化出来ているし、学習が進む度に達成感や充実感が味わえるのは、日々の鍛錬と同じだ。

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ちなみに、勇奈の側にはルビーとゼノも居るので独りぼっちにはならない…筈だ。

それに…勇奈の事は気掛かりだけど、僕は目の前の問題に集中しなくてはならない。時間は有限なのだ。

望「優奈さん、この問題はどうすれば?」

優奈「うん、その問題はね…」

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今は放課後。僕はリハビリを終えた後で、優奈さんは学校が終わった後。

自分達のやる事が終わった後で落ち合って、課題の消化に励んでいる…という訳だ。

ちなみに、勇奈は特別に用意された教育プログラムを受けている。

勇奈「(はぁ…優奈と同じ位には勉強出来るんだから、一緒で良いのに…)」

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ーブンドド学園都市 図書館ー

望「うー…」

優奈「望くん…大丈夫?」

望「ちんぷんかんぷん…って程じゃないですけど、難しいですね…。勉強、こんなに置いて行かれてたんだ…」

僕と優奈さんの前には、山と積まれた課題の数々。

───そう、僕は学生だから…勉強こそが本分なのである。

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有理沙「では、我々はそろそろ引き上げるとしようか。お大事に、ゴウ君」

信矢「あ、これはお見舞いのプリンな。冷蔵庫入れとくから、食べてくれや」

勇矢「今後ともよろしくお願いしますよ、アイバ課長」

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有理沙「まぁ…合わせる顔も無いというのは考えすぎだという事さ。勇奈くんも根はいい子だしね」

勇矢「早く復帰して欲しいというのは事実なので、今は休養に務めて下さい。その間に、我々も体制の整備をしておきます」

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有理沙「ほら。勇奈くんから、君とトール君にだ。彼女はトール君に渡してくれと言っていたが」

有理沙が一枚の画用紙を取り出す。

紙には、桜並木の下に並んで笑う人々…ゴウ、トール、優奈、勇奈、望、ルビー、ゼノのイラストが描かれていた。

「いやあ…見た時は驚いた。イラスト描くのが上手い」

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有理沙「うん?あい分かった、渡しておくよ」

信矢「ついでに、望くんにも何か差し入れするか」

勇矢「そうですね。無茶は褒められた事ではありませんが、アイバ課長が来るまで保安部隊を守ってくれましたし」

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有理沙「治るまでに地獄を見る事になるだろうけど、治るさ」

「〈サイレンス・フィールド〉の中なら、電脳体はすぐに修復するし。調整の方がほぼやり直しだがね!」

ー〈サイレンス・フィールド〉ー

ルヴィア〈余計な手間を増やしおって…今日は夜まで帰さんぞ、覚悟しろッ!!〉

望「は、はいっ!」

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