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『お前すごいな名探偵!お前のほうが小五郎だな!でも、赤坂がきびたろうを連れている本当の理由は知らぬ存ぜんかしらぁ!』
その瞬間、肩にのっていたきびたろうがぐにゃりと姿を変えた。それは剣。超高校級の勇者に相応しいロングソード。
―――ザザッ、スクリーンにノイズが走る。そして画面いっぱいにレイさんが映し出された。
『えっと、おはようございますかな?』
そんなありきたりな言葉からテープは始まっていた。
『初めに謝っておきます。勝手な事をしてごめんなさい。でも、どうしてもやらなきゃいけなくて、ごめんなさい』
「こほん、では改めまして次の学級裁判を開廷致します。こちらは赤坂様、レイ様行方不明に関するものです。そして、証拠はこのビデオカメラのみでございましたので私で回収しておきました。これを見れば点と線が繋がるやもしれませんね……それではスクリーンにて再生いたします」
3号さんが言い切る前にすぐさんが吠えた。
「どいつもこいつも、人の命をどうでもいいみたいに言って!ドッペルゲンガーでもスワンプマンでも何でも良いから……ミミピを返してよ……」
最後の叫びはか細い悲鳴のようだった。そんなすぐさんを見ていられなくて、春海くんは悲しそうな顔をして
「こんなに証拠が出ない誰も名乗り出ない今回の事件、クロは自分がスワンプマンに成り変わられた事に気づいていないのでは?」
また、その質問だ……でもここまでの話し合いでこんなに何も出ないのはその線を濃厚にしていた。
「確かにその説は有力な説ですね」
「はぁ?そんなわけ……」
「あの、私夜中に化粧室の方から物音を聞きました。なのでその、多分、魚住様が捜し物をしていたのは間違えないかと……」
紫陽花さんが申し明けなさそうに言う。
【証拠:動かされたトイレ用品。何のために?】
「分かったー!」
ボクの大きな声で全員がこちらを向いた。ちょっと恥ずかしい。
「あのね、ボクと亀撃さんで大浴場を調べた時にこんなの見つけたんだ」
ボクはポケットに入れてたお守りを取り出しみんなに見せる。
「それどこでちょっと見せて」