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「ゆびが、くっついちゃったの」
「おやすみ、メビウス」 「ふふ~ありがとぉ、これでぜ~ったい幸せ~な夢見れるねぇ」
「ふふ…!」 「…」
「今日はせっかくだから、ミリーに特等席で読み聞かせをしよう!」 「えへへ、いいの?やった~!」
0時を告げる時計の重たい音が、澱んだ意識を明瞭にしたかと思うと、今度は緩やかな眠気がじわりと脳に広がっていく。
「『西洋占星術』?俺も一緒に見ていいかな」 「もちろんです、どうぞ」
一つに洗濯バサミを持って眺めるノアくんと、ノマちゃんと同じように抱えていた洗濯カゴを下に置くドミニクくんの姿が目に入る。 ノアくんの頭のてっぺんにある双葉のような毛束を見ながら、自身の頭を触って彼は悩ましい顔をしていた。