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さて。すこやか中のジャーナリストとして、取材対象としてのどかを執拗に追う益子くんですが、自らの行動が勢い余って、周囲から煙たがられていることに自覚的で、実際はとても紳士に振舞う事の出来る男子なのでジャーナリストとしての矜持は持っている様子。
スクープを撮ろうと躍起になる益子くんをのどかから離そうと、ちゆやひなたが注意を引いたり、ちょっかい出したりする様がコミカルに描かれている。問題の規模はプリキュアとして直面してるものと比べると小さいけれど、巧いのはちゆやひなたがのどかの事を「慮った」行動を取っているんですよね。
話はその益子くんがのどかが最近、すこやか市を脅かしている怪物を呼び寄せていると睨んで、取材と称し彼女を追い回すというある種定番の筋立て。プリキュアの正体がバレないようにドタバタするエピソードですね。。ジャーナリズムというリズムを激しく刻むジャーナリスト魂に燃えている、益子くん…。
宮神学園における極上生徒会(極大権限保有最上級生徒会)がなぜ凄いのかは、会長である神宮司奏さんがこんな人だからです。凄い財閥の直系で、土地の所有者でなおかつ学園の理事長だから、先生も頭が上がらないわけです。以上説明終わり。
#極上生徒会15th
個人的に今回一番、三人の関係性に震えた描写はここですね。ラテが見つかったことに喜ぶのどかにひなたは共感してるけど、ちゆはラテがのどか母に会いたがってることを受けて、勤務先の事務所にどこにいるか聞きに行くのがまた。ちゆの表情変化も相まって二人の溝の大きさも感じてしまう…。
だから自分と対立するダルイゼンの心情は理解できないし、許せないんだけど、今回のように母親や仲間、地球を脅かしているメガビョーゲンの方を優先する。ダルイゼン自体はのどかの内面(パーソナリティの)部分と対立する存在なので、この時点では対峙する体勢が整ってないとも言える。
今回の大筋はそういったラテの話だったけど、これから先のロングスパンに描かれるエピソードが継続してるものを含めて、サブエピソードで挿入されていて、キュアグレースとダルイゼンの因縁付けはまさしくそれよね。ベタな対立構造でもあるけど、理由付けが上手い。
ちゆとひなたはお互い目を合わせていなくて、のどかがやってきてようやく同じ方向を見るという事してて、えげつない。しかもひなたは声がなんとなくぎこちなくて、ちゆとは言葉を交わさないまま所在なく待ってた風なのがとても難儀だなあと。これを入れてくるのは明らかになんかの意図がありそう。
今回も非常に分かりやすい形で描かれていて、水族館でちゆのパートナーのペギタンが迷子になり、なおかつビョーゲンズが襲来した際のちゆとひなたの対立は情(感性)と理屈(知性)の拮抗なのよね。その間を取り持って、道筋を調整するのがのどかという構図。
その一方で、感性⇔知性の対立軸でこのちゆが見せている困り顔の表情が次回への布石だったりするわけよね。「知性」が機軸のちゆは「感性」のひなたはおそらく今まで観測範囲に入ってこなかったタイプの人間だから、「分からなくて」困ってるのだと。