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「とどめ。」
「グ、アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
ヤマトの鉤爪が魔物の、人であるならば心臓のある位置に深く突き刺さる。
それと同時に魔物は劈くような奇声を発する。
「うん、それが仲間だよ。君はみんなの仲間なんだよ。怖い時は助け合い、楽しい時は笑い合う。悲しいことも辛いことも一人では乗り越えられないものもみんなと一緒なら乗り越えられる。」
前世が冒険家だからこそ仲間の大切さを誰よりもわかっているプティ。だからこそ説得力が違う。でも……
確かに美味しい。★兎は探索に否定的な者達を有効利用できる、三人は行きたくない探索の回数が減る、互いにメリットのある話だ。
「その話のったぜ!もとより物づくりは好きだからな。」
ヤンが迷いなく引き受けると、それに続いて二人も賛同の声を上げる。
普通に赤い血が流れているようで、周りはここ最近で慣れてしまった血生臭い匂いで包まれる。
「君は…ヤマト君?」
ルナを助けたのは、森林エリア南部を探索しているはずのヤマトだった。
「ふわあ~」
全長三十センチメートルほどの大きさをした綿のような生物。羽が生えてはいるが、飛ぶというよりもふわふわと浮いている。そして何よりマスコットキャラクターみたいな顔が印象的だ。まるで顔だけ落書きされたかのような様相。
「……お気持ちは察しますが、なるべく参加してもらいたいですね、結局いつかはここ以外の場所に行くことになるのです。ある程度慣れといた方がいいかと、命を懸けることに。」