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浮き雲さんのイラストまとめ


小さな映画館、小さなライブハウス、小さな飲み屋を好む小さな家に住む男。腰痛持ち。燕垢↓
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『カビリアの夜』
ジュリエッタ・マシーナは1921年2月22日生まれ。夫のフェリーニが監督し、薄幸ながら天真爛漫な娼婦カビリアを演じた今作でカンヌ女優賞を受賞。戦後復興期イタリアの社会の底辺に生きる人々の逞しさを象徴する、ラストシーンの情感溢れる泣き笑い顔が胸を衝く。

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『メランコリア』
重度の鬱病を患ったラース・フォン・トリアーが描く、惑星“メランコリア”衝突による世界の終わり。刻々と迫り来る終末に、鬱病のヒロインと健常者たちの異常と正常が反転。ワーグナーの不穏な旋律が流れる中、ターコイズ色に染まりゆくラストが絶望的に美しい。

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『断絶』
主演はジェイムス・テイラーとデニス・ウィルソンの二人のミュージシャン。路上での賭けレースに興じる男たちが、互いの車を賭けてアメリカ大陸横断レースに挑むモンテ・ヘルマン監督1971年の作品。刹那的で空疎な旅が突然断絶する衝撃のラストシーンが脳裏に焼き付く。

7 14

『カンダハール』
タリバン政権下のアフガニスタン。カナダへ亡命した女性ジャーナリストが妹を救うためイラン国境からカンダハールを目指す過酷な旅を通して同国の真の姿を映し出す物語。地雷で手足を失い義足を求める人々は本物のアフガン難民。9.11の4か月前に公開。

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『不思議惑星キン・ザ・ザ』
瞬間移動装置を押してしまい、砂漠の惑星にワープした男二人の珍道中を描く崩壊直前の旧ソ連製ローファイ冒険SF。惑星のディストピア的世界に権力や社会への批判精神を散りばめながらも、その脱力感ゆえに厳しい検閲をワープしたカルト映画。

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『クジラの島の少女』
祖先が鯨に導かれて辿り着いたとされるニュージーランドのマウリ族村。族長継承者である双子の弟を亡くした少女が、男系社会の因習に挑む成長物語。しきたりに固執する祖父と健気な孫娘の愛憎を軸に、伝統文化を現代に融合させる困難さを普遍的に描く。

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『ストーカー』
廃墟化した謎の立入禁止区域にある、願いが叶う場所と噂される部屋へ案内する3人の男の物語。31年前の今日発生したチェルノブイリ原発事故とその後の観光地化を予見するかのように、旧ソ連では事故の7年前に公開。タルコフスキーが描く黙示録的SF作品。

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『白い花びら』
田舎でキャベツを栽培し仲睦まじく暮らす夫婦。白い花びらのように脆く儚い二人の幸せが、都会から来た伊達男に踏みにじられる物語に、全編モノクロ、サイレントで挑んだアキ・カウリスマキ1999年の作品。寡黙な作風な彼も無声作品には相当苦労したとか。

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2024-11-14

『コックファイター』
B級映画の帝王ロジャー・コーマンが再起をかけるモンテ・ヘルマンにメガホンを取らせた、闘鶏野郎の物語。大口を叩いて敗れた主人公は、チャンピオンになるまで口をきかないと誓い試合に挑むが...。しかもコーマン唯一の赤字作品という幻の傑作。

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