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『さー観念してくださいね!ちゃーんと姿納めましたからね!!証拠として警察に突き出しますから!』
「電子がよく言う」
『は~~~~?もう黒です!黒!やっちゃってください皆さん!』
パーカーの下に隠れてた顔が出てくる。無表情のその顔が
#深海からの呼び声_ウミケ
「ああそうだ。こいつ。自分をこれだのあれだのしか言わないから教えてあげるよ。こいつは『イルネス』虚無を司る悪魔で、イレギュラー的存在なんだ。だから母体の中に引きこもってるんだよ」
「箱入り娘ってヤツ?」
「ちょっと違うけど・・・そういうことにしよう」
#呼び声イベント_キューブ_ss
途端に渦を巻き、ナルミの身体が吸い込まれていく。
リューが手を伸ばすも、バチバチと渦から発生した光に遮られてしまう。やがて渦が薄くなっていくと、その場に居たはずのナルミは居らず、代わりに立っていたのは仮面を着けた異形のような手を持つ悪魔だった。
#呼び声イベント_キューブ_ss
「プレイヤーよ。こいつが私が絶対に戦いたくない相手のサタンだと」
「・・・お前、キリスト教のだね?神を信仰するなんて愚かだ・・・ボクを見捨てた神なんかいらない・・・そんな愚かな神なんか信仰する価値もない・・・このフィルネスタ・ラ・イルが刑を執行する!」
#呼び声イベント_キューブ_ss
背後の声の正体は、虫のような羽を持ち、四部は無く、蝿の足ような義手と義足が取り付けられていた。王冠を被っていて全身も貴族のように高貴な格好をしている女性と思われる人物が宙に浮いている。
「御機嫌よう。下等生物。私はアンスロット、私がここの支配者」
#呼び声イベント_キューブ_ss
必死で転がりながら棒を振り回していた白夜のおかげなのかわからないが霧が晴れていき、攻撃してきた対象の姿が見えてくる。
紫色の大蛇に跨り、所々服の裾が千切れている杖を持った青年がそこに佇んでいた。
#呼び声イベント_キューブ_ss
『第三勢力の謎の存在』
ウィルスをいとも簡単に殺しリソースを吸い上げる存在。
現時点での情報はなし。遭遇確立もなし。普段は目を瞑っているが、目を開けてしまえば最後。
ここから先は読めない。
#呼び声イベント_キューブ
コツコツと足音を立てながら、次々とエリアに存在しているウィルスや、エリアの建物のリソースを吸収していくそれ。
それこそが第三勢力の正体だった。
#呼び声イベント_キューブ_ss