さらにミノフスキー・クラフトは攻撃手段に転用することも可能でした。意図的にシステムをオーバーロードさせ、Iフィールドの反発場を瞬間的に拡大させた際に生じる衝撃波で、周囲の物体をなぎ倒すというものです。その威力は08小隊が身をもって体験しています。

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それによると、単機で成層圏に上がったアプサラスIIはマッハ11以上の速度で大気圏再突入。その9秒後にはジャブロー上空に達し、岩盤を貫通するほどのメガ粒子砲で基地施設を焼き払うと予想されました。IIでこの威力なのですからIIIの力は推して知るべしです。

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ところがアプサラスIは出力不足に起因する異常振動と突然の高度低下が発生。一方、アプサラスIIは射撃テスト中に連邦軍MS部隊に襲撃され、山岳地帯に不時着したうえ、機密保持のために自爆処理されてしまいました。

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続いてはアプサラスIIIを完成させるために、いわば踏み台として建造されたMA、アプサラスIとアプサラスIIです。両機とも基本性能はほぼ同じ(目立った際は砲口カバーの有無)なので、ここではアプサラスIIを中心に解説していくことにします。

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そこで用いられたのが高機動試作型ザク。ザクIIの上半身に宇宙用に改修したドムの下半身を接続させた機体で、本来はリック・ドムの開発に寄与するはずでした。実際、本機の運用データがリック・ドムの開発に転用されています。

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このトピックのイラストレーターは射尾卓弥さん。
地上に降下した公国軍兵に対して無邪気にふるまう少年の姿を描いています。『ポケ戦』でもあったように戦争の真実をしらない子供たちにとって、空薬莢や徽章は宝物だったようです。

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さらに『袖付き』の蜂起にあわせてトリントン基地を襲撃した際にはゾゴックが登場。20年以上も前の機体ながら残党部隊の執念が乗り移ったかのような戦いぶりを披露しました。アーム・パンチではなく、あえてヒート剣で戦う姿がカッコいいのですよね。

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もうひとつはジャブロー内部への侵攻と強襲。
岩盤を掘りぬいてジャブローにMS部隊を送り込み、内部から破壊しようというものです。そのために公国軍は、ひとつの能力に特化したMS群、いわゆるアッグシリーズを開発しました。

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ちなみにラサ基地のアプサラスIII格納庫には専用の支持架が用意されていて、アプサラスIIIはそこに駐機する形を採っていました。

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確かに宇宙用のリック・ドムは地上では使いにくかったかもしれませんが、貴重な戦力であったことも事実。それをわざわざ分解してでもアプサラスIIIに組み込むところに、ギニアスの並々ならぬ執念が感じられますね。

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さらにメガ粒子砲は収束/拡散の撃ち分けが可能。火力を分散して広範囲を狙う拡散タイプでも、岩盤を貫通して、その上のMSを狙えるほどの威力を発揮しました。

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ただしこの段階のミノフスキー・クラフトは不安定な要素が多く、飛行中の原因不明の出力低下や失速が相次ぐような状況でした。とはいえ本機から得たデータを元に改良が加えられ、大気圏内飛行能力は確実なものとなったのでした。

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武器は搭載していない(メガ粒子砲設置予定場所は装甲板で塞がれています)ものの、ミノフスキー・クラフトのオーバーロードで発生させる衝撃波で、周囲の物体を薙ぎ払うことができます。その威力は第08小隊が身をもって体験しています。

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次に行われたのが大気圏内での飛行試験。その際に用いられたのがアプサラスIです。
ザクの頭部にミノフスキー・クラフトを搭載した半球型の機体という異形でしたが、随伴するドップに遅れを取らないほどの飛行能力を発揮しました。

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もちろん完成型のアプサラスIIIだけでなく、飛行データ収集用のアプサラスIやメガ粒子砲の運用データ収集に用いられたアプサラスII、さらに高機動試作型ザクに関しても言及しています。

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こんにちは!
本日8/25(火)は『ガンダム・モビルスーツ・バイブル』第61号_ギラ・ドーガ特集の発売日です!! 書店で見かけたら、是非、手に取ってみてくださいね。
どうしても見つからない場合は、デアゴ社 お客様サポートまでご一報ください。

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かなり短めですが、本日はここまで。
明日の更新では第61号からギラ・ドーガの【武装解説】をお届けしますので、お楽しみに!!
ちなみにこの画像のギラ・ドーガ、さりげなくEパックの交換をしようとしているのがわかりますか?

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一方、Eパック方式のビーム・ライフルは残弾がなくなっても新しいEパックに交換することで再使用が可能。複数のEパックを搭載し、マガジンを交換する感覚で再使用が可能になったことで、MSの継戦能力の拡大が可能になったわけです。

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それがEパック。着脱式のエネルギーCAPのことです。
初期のビーム・ライフルは銃に内蔵されたエネルギーCAPに充電して使用するため、残弾がなくなると専用の施設もしくは装置で再充電する必要がありました。火力は高いものの運用性に難があったのです。

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換装用のバックパックには機雷敷設用のマインレイヤー型や、砲撃戦用の重装備型などがありました。『袖付き』が運用したギラ・ドーガ(重武装仕様)はこのバックパック換装を利用した機体なのです。

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