《ルーベンス展―バロックの誕生》の構成でもう一つ秀逸だなと感じたのは、音楽や建築など分野ごと様相の異なる「バロック」の定義を、簡潔に「17世紀様式」としルーベンスを冠する割り切り。細分化を避けるこの処理こそ、展覧会場の澄明度を上げる。画像は《パエトンの墜落》[1604-8]、ザ・バロック。

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国立西洋美術館「ルーベンス展-バロックの誕生」 1604-8年頃《パエトンの墜落》、1615-16《エリクトニオスを発見するケクロプスの娘たち》、1638-39最晩年の大作《聖アンデレの殉教》は目玉。パエトンはレオナルドのアンギアリ(比較図)の影響が明らか。しかしレオにない流れるタッチが既に見える。

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中でも素晴らしかったのが、「パエトンの墜落」1604〜8頃 ワシントンナショナルギャラリー蔵。
太陽の馬車で天空を暴走する少年パエトンと、暴走を止めるべくパエトンを雷で撃ち殺すユピテル。落ちゆく馬車、人、馬、そのバラバラな姿態と、画面を斜めにピシッと横切って引き締まる構図。カッコイイ…

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《パエトンの墜落》1604-05年頃
イタリア滞在中に描かれた作品。『変身物語』等に典拠をもつ。全体が素早い筆致で仕上げられており、特に空に走る稲妻や翻るマントや馬の尾の粗い筆致は画面全体を支配する激しい動きを強調し、暴力的な躍動感を高めている。

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絞殺者ロック
パエトン「私の二つ名を奪うな!!」

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ルーベンス展 バロックの誕生(国立西洋美術館) 第6章・絵筆の熱狂、日本初公開「パエトンの墜落」の迫力&躍動感に大感激😍 古代彫刻やティントレット、ベルニーニ、グイド・レーニの作品まであってテンション⤴︎⤴︎ フランダースの犬とのコラボグッズも良い記念になりました♪

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ルーベンス『パエトンの墜落』1604年 - 1605年頃 ナショナル・ギャラリー・オブ・アート

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ワシントンから今回特別に出品される奇跡の来日とも言える本作についてもう少し。この「パエトンの墜落」という主題は の時代に好まれました。画面に見られる多くの描き直しは の熟慮の証。しかとご覧下さい。#ルーベンス展

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本展おすすめの作品。太陽神アポロの息子パエトンが太陽の馬車に乗るけれど、馬たちは暴走して地上は燃え立ちる。大地の神の嘆願を聞いたユピテルが雷をパエトンに投げつけて、馬車を破壊、パエトンは墜落死するという激しい主題。全登場人物の動きに着目。#ルーベンス展 

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メメント・モリ -西洋美術の謎と闇- : ギリシャ神話のパエトンの絵画12点。父アポロンの二輪車を借り、墜落死した少年 https://t.co/Qy9foncMtJ

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