今日は月刊五行歌11月号入稿しました。引き続き、来週は大会誌入稿しますよ。ええ、順調です。

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終わらぬ
夢に
甘やかされて
沼の底でうたう
恋のうた

あー…紺色ベースで作ればよかった…(沼→J2 恋のうた→推しチームのチャント)
蜂(8)連勝とか、これまでにないほど甘やかされてる…(うっとり)

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色をのせる
無機質なものに
命が芽吹く
薄い色から順に濃く
まだ途中

・ターレンスプチカラー36色
・神ふで極細サイズ
買ってしまいました。


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穏やかな仏様の 前で

手を あわせれば

祈っているようで

祈られているような

静謐な思いに 包み 込まれる。








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移りゆく時のなかで
たった一人のあなたに
出逢えた奇跡
もう決して
手を離さないで



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冬の間に
冷凍されていたのは
踏み外した階段
解凍されたので
屈伸運動を

冷凍と
解凍を
繰り返しながら
何度でも何度でも
登ることを許して


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満月のみたいな
ホットミルク
垂らしたラム酒が
ひび割れとなり
湯気立つ後悔

私たちは
どうしても
無傷ではいられないので
ミルクを沸かしてしまう
今夜も


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息づきの仕方を
忘れてしまった僕は
海底で膝を抱えてた
もう飽きたから
宝探しの旅へ

深い海底で
僅かに差し込む
細い光の帯
掴み取ると
水かきが出来たんだ


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空気の無音を
閉じ込め蓋した
僕のマグカップは
消えてしまった、そして
冬が来た

遠回りばかり
反響する
愚か者という呼び名を
気に入ってるのは
ここだけの話


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約束がある
ただそれだけで
悲しみってやつに
腕を掴まれても
振りほどけるから

葉を落としきった
桜のトンネルに
誓ってもいいですか
満開を見上げながら
スキップすることを


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歩くレールに耳を
聞こえてくる
痛みの響き
追憶の音楽にして
いつか口づさむよ

世界中が
つまらないと笑っても
おもしろいと肩を抱く
君の笑顔が
残照


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恐れや不安に
負けない強さを
落ち葉の下にでも
隠れてやしないかと
そっと覗く

何も叶わなかったのに
何もかも手に入れてる
そんな気がして
あなたの隣で
みかんの皮をむく


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旅人だったでしょう
迷子だったでしょう
居場所なんてなかったでしょう
夕陽の声をギュと固め
ゼリーにしてみました

夕焼けゼリーを作ったから
あなたが笑うので
どうしても
悲しくなる夕焼けも
今日は甘いのです


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