バレンタインも終わり、熱気も落ち着いた昼下がり…

【人気の無い廊下】
『なぁなぁ、どうだった!?』
「どうって…何が?」
他人が見れば一人で話してる様にしか見えない光景が広がっている。だが彼は端末内にいるAIと話しているのだ。
『ネイトにあげてって頼んだチョコだよ!』 https://t.co/5ILTLfBGXQ

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【寮 自室】
チョコ制作中…

「なぁ、レイジ。」
『どうした?』
「お前の本命って誰なの?」
『!?』
僕はふと思っていた事を聞いてみた。AIが感情を持つ事に何も疑問は思わないが、好きな相手くらいは知っておきたい。一応兄貴分だし。

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『何だ、今の声…』
夜更けに突如届く謎の声。妙にモヤモヤするこの声、何か嫌な感じだ。
『出所を探ってみるか………ヒットは無し、綺麗に消してやがる。相当な手慣れだな、気味が悪い…』 https://t.co/Xi1zPWsqbJ

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[花音の不定期整備日誌⑪]
花音「さぁ、チョコレート作りや!
何時もの通りで、お爺ちゃんとお父はん。
それから兄弟子はんの分!」
マツリ「花音さまの祖父さまとお父さまは存じてますけどー、兄弟子さまって?」
花音「正確にはお父はんの弟弟子なんよ」

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【寮 自室】

『フンフンフ~ン!』
何だかここ最近、レイジの機嫌が良い。
「どうした?何か良いことでもあった?」
するとレイジは興奮を隠せない声で話し始めた。
『この世界には"バレンタイン"ってのがあるんだろ?あれ楽しそうだよな~!』

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研究開発部 部室

ネイト「よし、発注完了」
『お兄ちゃん、なにしてんの?』

ネイト「フェリアか? バレンタインの配る用のチョコレートを発注してたんだよ こういう時に使わないと 折角のお菓子の仕入れルートが勿体ないからな」
『私の分は?』

「…用意しとくわ」

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優蘭「まぁ、異性とか同性関係なしに、気持ちやしなぁ。こういうんは。」
「気持ちですか・・・そうですね。」
結乃「友チョコとかあるしね。」
こうして話してみると2人も女の子だなぁ。私も考えてみよう。
天の声「さぁ、この後、どうなるかな?結果は次回イベントに乞うご期待!」

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真里亜「そろそろさぁ~、あの季節よね!でぇ・・・部長としては気になるわけさ、カミングアウトしちゃったじゃん?」
レニー「?」
真里亜「どうするの?義理・・・」
レニー「皆さんにも作りますよ?」
真里亜「そりゃ、嬉しいけど…ってそっちじゃなくて( ̄▽ ̄;)」
レニー「?」

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「会話からデータ取りはできると・・・?」
メルル「そうですね。私達自身の疑似人格の判断もありますが、セキュリティ対策は月菜様の方で上手くされてますのでご安心を」
「大事な事を端折られている気もしますが、これから一緒に学園生活を送ることになりますね。」

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月菜「フランスひろしと言えど音ねぇの機体と模擬戦やってくれる人なんて・・・」
華凛「そこをなんとか!ファクトリーだけでもかして!」
月菜「うちのファクトリー使うのはテキトーに理由つければいいけどフランスだよここ、模擬戦相手なんて都合よく見つかるわけ・・・・・・」

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ネイト「長良川?呼び出しって何だよ?」

『えー!!なになに!?楽しいこと!?』

ネイト(嫌な予感しかしねぇんだよなぁ)

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華凛「始めなきゃ何も始まらないからね。」
メルル「そうですね・・・、話が変わりますが実際にあって話してると対話ができるんですね。」
華凛「薮から棒になぜに?」
メルル「マスターが電話だと一方的に話す方だと・・・」
華凛「ん?そうかな?」
どうやらそこは自覚がないらしい

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「私はアインを否定したくはない・・・腹違いではあれど妹のために彼女を託したい。それは、開発者である亡き父の願いでもある。」
月菜「ツヴァイ?ドライ?」
パソコンをそっと閉じる。
「アインが元データとなると・・・復元・・・するべきなの・・・深追いはしない方がいいか」

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第2話 ネイトの初詣


ネイトは日頃乗らない電車に乗り
都市郊外を目指す

流れていく風景をフェリアが楽しそうに眺めている

『見てみて!!お兄ちゃん!! 風景がビューンって!!』

ネイト(あぁ、そうだな)

乗ったのは初めて学園に来たとき以来だ

田舎の駅で降り神社を目指す https://t.co/OdGiIjaJPi

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年が変わり
寒空の下を一人の青年が歩く

普通なら信仰神の参拝や
家族との時間を過ごすだろう

だが、彼にはそのような家族は居ない
今年も静かに年明けを過ごすつもりだった

『おにーちゃん♪』

肩に乗り顔に寄っ掛かる
羽の生えた小人の少女

ネイト(おいおい、邪魔をすんな)

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ダイア「えっまじ?」
天の声「設定段階での顔出しだから可能です。言ったでしょお年玉登場って、今後の展開のためにもキャラあった方がイメージしやすいので。」
ダイア「ご都合主義とか・・・そんなやつは鉄拳制裁!」
風音「念じて刃をなす!私の出番減らしてどぉする!」
爆・砕!

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訓練を終え
研究室のテレビをつける

あまり、あの妖精 
フェリアと名乗っている
ソレの恩恵は感じない

それどころか戦闘中に話しかけて来て
鬱陶しくなる

厄介なのは

ネイト「なんでお前はシュミレーターを外しても見えるんだよ」

空をフワフワと妖精が飛んでいる

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月菜「安心したよ楽しそうで」
メルル「今、ご実家なのにこのやり取り必要ですか?」
月菜「年末年始だし仕事残したくないじゃん。一応データーはりんねぇに渡しとくか」
シーラ「全弾打ち込み、採用ですか?」
月菜「それはりんねぇ次第・・・」
シーラ「ちぇ(・ε・` )」

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鳥羽「なんか・・・ありがとうね。」
楓「長い付き合いでしょ。そうそう、今度はゆっくりお茶しましょ。彼との進展具合も知りたいからさ。じゃあ」
鳥羽「ちょっ、待っ・・・」
楓は背中を向け軽く手を振って会計に向かった。

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新機体編①
欧州 EI社本社にて
フィーネは、冬休みの期間を利用し、欧州へ帰省していた。その目的は、新たな機体を受領するためである。
「久しぶりに来ましたね・・・皆さんは元気にしているでしょうか?」

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