白菫色 しろすみれいろ


171色め。春から初夏にかけて日本中の高原で花をつけるシロバナスミレの花びらの、とても薄く淡い白に近い紫色。元々高貴な色である紫色ですが、深い色と明るい色では全く印象が違いますね。

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シャトルーズグリーン
chartreuse green


まさか自分の大好きなリキュールが、色名としても使われているとは。フランスの歴史ある薬草酒、シャルトリューズの緑色。香草系のお酒なので日本ではとてもマイナーですが、向こうの養命酒みたいなもんです。

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本歌と日本の伝統色

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水浅葱 みずあさぎ


170色め。浅葱色よりも明るく淡い青緑いろ。藍染は薄くなるほど緑色の成分が発色に出る。別名をのぞき色、甕のぞきとする文献もあることから、水面を除いた時の浅葱色という意味なのかも。

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浅縹 あさはなだ


168色め。露草染めや藍染の色を指す縹色はいくつかか紹介しましたが、その濃淡の中で薄めに染めた色のひとつが浅縹。奈良時代の法律、養老律令では一番下の階位の人が身に付ける色が浅縹。

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ムーングレイ moon gray


少しだけ青みの強い淡い灰色。英語圏の色名はグレー系、寒色が多い気がします。日本より緯度が高いヨーロッパ、特に雨がちなイギリスでは原色より淡い色、褪せた色が多いのかもしれない。そして光り輝く月の色をグレイで表現するのも、不思議な感覚。

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鼠色 ねずみいろ


167色め。その名の通りネズミの体のような色で、灰色全般を指す。室町〜江戸時代にかけて生まれた色名。染物としてはクヌギや樫などを粉状にしたものと、鉄の錆と酢で作った媒染液を使う。

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アプリコット apricot


その名の通り杏の実の様な、淡い黄赤。赤みがかったブランドの髪を形容したり、昔から使われていた色だけれど、色名として成立したのは19世紀なので割と新しい。アンズはサクラ属の植物で、原産は中国東北地方。欧州へは中東を経てイタリアに伝わった。

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モーブ mauve


少し灰色がかった紫色。mauveとはフランス語で葵の一種ゼニアオイを指す言葉。ただ色名としては1856年にイギリスで発見された世界初の合成染料の呼称です。マラリアの特効薬の研究過程でできたモーブは、当時のヴィクトリア女王が身に纏ったことで話題になった。

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退紅 あらぞめ


165色め。淡い紫味のある薄い赤色。元々紅花染めの洗いによる色合いのひとつで「洗染(あらいぞめ)」が語源。その後色が退色する、褪めるという意味で退紅という字になった模様。

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母が似合いそうな色味が多いんだよなあこれ。似合う人はすとんっとハマってきっときれい。しかしほんと伝統色風味あってみんないい

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半色 はしたいろ


164色め。深紫と浅紫のちょうど中間を指す色。端色とも書く。平安の頃紫色は高位の貴族しか身に付けられない禁色。ただこの中間の淡い色は許されたといいます。そのため当時人気の色であった模様。禁色に対し許色と呼ばれたもののひとつ。

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ブルーアシード bleu acide


少しだけ紫がかった鮮やかな青色。acideはフランス語で「酸性」どうやら土壌のPHにより色を変える、紫陽花なんかの花の色から来ている模様。化学化合物のメチルブルーの別名でもあるようだから、そちらから?

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スペアミント spearmint


日本の伝統色もかなりやったので、世界の方もやってみる。

ハーブとして名高いミントの葉のようなピュアな緑色。日本には江戸時代にオランダから伝来したので、オランダハッカとも。ガムが嗜好品として流行してから、アメリカで大量栽培が始まった。

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菜の花色 なのはないろ


162色め。その名の通り菜の花のような、明るく鮮やかな黄色。別名は菜種色。菜の花のアブラナ属の花の総称。カラシナやマスタード、ブロッコリーなんかもアブラナなんですって。菜種油にしたり、そのまま食べたり。そして春を告げる季節の花。

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午前のラクガキ。

ふと思って、日本の伝統色を使って果物や秋らしいものを描いてみた。

すごい!ほんとにそれらしい色だ!
って当たり前ですね笑

葡萄色(#522f60)、 柿色(#ed6d3d)、栗色(#762f07)

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白藍 しらあい


157色め。藍染の中で最も白に近い、薄く淡い青色。平安時代からある色で、しろきあいとも呼ばれていたとか。自分で染めをやってみたいなぁ。徳島に行ってみたい。

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鉛色 なまりいろ


156色め。その名の通り鉛のような、青みがかった灰色。ということなんだけれど、鉛って錆びやすいからもう少し黒ずんだイメージ。鉛筆はもともと鉛で書いておったそうな。

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柑子色 こうじいろ


155色め。ミカンの一種の柑子の実の皮のような、淡く明るい橙色。室町ごろから見られた古い色で、クチナシとベニバナで染色したそう。コウジは8世紀ごろに中国から渡ってきたらしい。温州みかんより寒さに強い分、酸味が強いみたい。

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纁 そひ


154色め。アカネの根と灰汁で染められた淡い赤褐色。奈良時代の冠位十二階では、真ん中あたりの6番目のいろ。昔そびと呼ばれていたカワセミのお腹の羽の色からついた名前のようです。

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