//=time() ?>
【法話補足】諺に「馬には乗ってみよ。人には添うてみよ」と。短い時間で相手を理解は無理。拙僧の友人は雪山のゲレンデで、転けた女性のもとへ片っ端に滑り付け「大丈夫ですか」と。何人目かの女性と結婚を。今、その女性は社長夫人に。友人は一切浮気なし。拾うも縁なら、捨てるも、拒否するも、縁。
読者が「住職の今朝の法話で、住職の過去の法話を思い出した」と。「何」「海で嫁、姑が溺れている。『どっちを先に助けるや』と、嫁姑が『さあ、さあ』と嫁夫(姑息子)に詰め寄った。すると息子は『俺が先に溺れ死にたい』と。当時、この話を読んで笑ったが、現在、自分がその立場に。笑えない」と。
【追伸】読者が「嫁姑戦争は今と昔、変わりましたか」と。「昔は圧倒的に姑さんの勝利だったが、今は嫁さんが巻き返してきた印象が」「この問題は永遠のテーマと以前、住職が法話で」「お嫁さんは現在を生きる人、姑さんは過去を生きる人、基本、噛み合うはずが。が、中には折り合っている嫁姑も」と。
【法話補足】檀家老人達が「住職、あと20年は生きていたい。確かめたい事が。電話不要論、結婚、育児拒否、自己中心的人間増加、と。そんな人間が大半を占めた社会がどうなるのかを。無責任に聞こえるかもしれんが。世界人口も、2050年には97億、2100年には115億と。興味しかない」と。
【法話補足】檀家婆様が「朝ドラ『ちむどんどん』で、1$360円を今なら720円で交換してくれる、いう言葉に騙された馬鹿息子が。ほんと男ってアホが多い。アホ様が違う。女性は現実的だが、男性は理想的。所謂、夢追いが多い。わしの連れ添いも何度、女に騙されお金をむしり取られた事か」と。
【さめのうたワールドへようこそ!】
#さめのうた さんによる創作短編『#切れかけの電灯』『#ようこそ殺人鬼さん』『#19XX年11月14日の取材』のオーディオブックをLisBo(リスボ)で配信中です。
https://t.co/d0stVvlA2e
LisBoは朗読以外にも講演・落語・講談・法話が定額聴き放題!お試し下さい。
【追伸】大阪での仕事が終わり、家内と難波へ、何年振りかな。昼ご飯は『551』で。その後、ブラリで『難波グランド花月』の前を。やっぱ、拙僧の中の漫才の最高は『やすしきよし』さんかな。あのテンポ、尋常じゃなかった。お笑いの人達は、頭がいい。法話のネタや、人を惹きつけるヒントをくれる。
【法話補足】余命幾ばくの檀家男性を見舞いに伺った折「住職、今、息子が毎日の様にここへ。やっとあいつと、親子になれた様な気がします」と。その数日後、男性はこの世を。大戦後、僅か20年で日本を世界第2位の経済大国に押し上げた昭和の親父がまた1人、この世を。家族は犠牲になっただろうが。
読者が「私の子は小学生。最近、国会討論を好んで見る様に。きっかけは住職の法話。野党が与党に、原発にロケット弾を撃ち込まれたら、防ぐ方法があるのか』に対し、住職が『自分で考えたらわかろうもん』と。子供でも笑える国会討論が面白くて、息子は見ているみたい」と。反省。考えて法話しなきゃ。
【法話補足】大学時代にバイト先で縁あった極道の親分さんが「山本君。1度、人を裏切った人間は、何度でも裏切りよる。1度、嘘を付いた人間は、何度でも嘘を付きよる。その裏切りや、嘘が成功したなら、尚の事や。人間ほど、恐ろしい生き物はない。人を信用するは大事だが、それも限度があるよ」と。
読者が「今朝法話読んだ。戦争をしない世界、本当に来ないのかな」と。「残念だが来ない。生まれも、育ちも、文化も、言葉も同じ日本人の間でも、親子、夫婦、兄弟の間でさえ、喧嘩はなくならないのに。人間は自分の都合で是非の判断を。大喧嘩にならない様にわが心とどう折り合いを付けるかだけ」と。
故説般若波羅蜜多呪即説呪曰
羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦
般若心経御朱印 そろそろ佳境に入って来ました。毎月毎月、お施主さんに心経法話をしながら描き上げるこの納経は、私にとっても良い勉強になりました。あと2回のお参りで完成です。
【法話補足】父が他界して20年に。その時、枕経に来られた本山の高僧(父友人)が拙僧に「おめでとう。父上、この世の役目を終えて無事、人間を卒業だね」と。この意味のわからん人にとっては「何だ。人が死んだのに、おめでとう、なんて」となるが、拙僧にとっては、父への最高の労いの言葉だった。
【法話補足】40歳代高学歴ニート君が「住職。『憲法9条を廃止して戦争に備え、防衛準備を』と荒唐無稽の議論している者がいるが」と社会に文句を。「まあ、世界情勢よりも君は、ご両親が消えたら、どうやってご飯を食べていくの」「この国は保証が充実してんだよ。国がご飯を食べさせてくれる」と。
【法話補足】映画『ヒート』で犯罪者役のロバートデニーロさんが「30秒フラットで逃げる為には、家族は足手まとい。刑事さんには家族はいるのか。30秒で逃げる犯人を捕まえるのに、家族は邪魔だろう」と刑事役のアルパチーノさんに。「家族を犠牲にせにゃならん職業ってあるよな」と檀家の男性に。
【法話補足】日本は今、お金さえ出せば、何でも手に。工夫して、活かす必要のない国に。それが、努力する姿勢に弊害を与えている様な気がする。日本の学力は嘗て、世界トップクラス。が、今では。日本人の学力が落ちたのではなく、他の国に抜かれていっただけと。現状維持の死守は、後は、落ちるだけ。
【法話補足】老人在宅介護は、家族の協力なしでは、なかなかに難しい。わが寺の檀家さんの中には、この在宅介護は少なからず。読者高校生が「僕の家も曾祖母を在宅で。風呂は僕の役目。湯船に浸ける前は『殺される』と、近所に聞こえる程に。湯船に浸かると『気持ちよか』と。大変だが、可愛いよ」と。
【追伸】先日、関西方面から読者の警察官がお寺へ。「法話の中に書かれている親の虐待、凄い数です。私はその部署に。人間不信になります」と。虐待されて育った子供が、親になってわが子を虐待する確率は8割と。残された心の傷が気づかぬ内に、身に付いてるんでしょうね。わが檀家にもその様な例が。