ミヨゾティはキリングスの首に刺さったガンナイフを抜き取ると、ガンナイフの弾を込めながら、走り始める。向かう先は、Threeの銃声が鳴った場所。
「…Three、待っていろ。今、眠らせてやる」

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アシュレイが力任せに憂さ晴らしをしている最中、“討ち漏らし”を的確に処理する者達が居た。

「……なぁ、あれさ」
「……はい」
「よっぽど鬱憤溜まってたんだろうなぁ……」
「……でしょうね」

フォローするとは言ったものの、流石にちょっと引き気味なのであった。

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立ち止まった獣を取り囲むように、キリングス達が集まってきている。
そのうちの一体が振り下ろしてきた刃を、硬質の爪で受け止め、アシュレイが呟く。

「……色々あって、ムシャクシャしてるんだ」

そのまま腕に力を込めて無造作に振り払うと、刃ごとキリングスは投げ飛ばされる。

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「──アップ……!」

言葉と共にその姿が変わる。
ブースターを使用した事でそのカタチを変えたアシュレイのヴォイドタッチ。

──だが、変化は更に続く。

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深く息を吸い、吐く。
ゆっくりと立ち上がり、外へと出る。
既に戦闘は始まっている。

レッドプレート隊、キリングスの集団へと目を向けて、瞼を閉じ、その言葉を力強く口にする。

「ヴォイド──」 https://t.co/HEz06vC5dc

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「何というかこう、良い感じにフォローしてくれない?」
「……雑な頼みでござるなぁ……」

あんまりにもあんまりな頼みにシルクが思わず笑うと、アシュレイの方も自覚があったのか苦笑いで返し、戦いの直前とは思えない穏やかな空気が場を満たした。

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「その、なんだ。この後多分俺、“力任せに思いっきり暴れたり”すると思うからさ……」
「……はい」

冗談混じりに自分が言った言葉がそのまま相手から出てきた事に些か驚きながらシルクが相槌を打つと、申し訳なさそうにしながらこう告げた。

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「……アシュレイ殿」

クリフォードに続いてシルクがアシュレイに声をかけると、それを待っていたようにアシュレイがシルクの方を向く。

「頼みがあるんだ、シルク」
「……何でしょうか?」

何と声をかけるか考えていた矢先の事で些か拍子抜けしながらシルクは次の言葉を待つ。

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襲い来る義体化兵とフウマ達の戦い、そしてヘレナが力尽きるのも目の当たりにした

「そんな!」

援護に向かおうとしたが、間に合わなかった。愕然とする彼に一体の敵兵が襲いかかるが。

「よくも、お前達っ!」

フウマは叫ぶと、義体化兵をブレードで突き刺した。

https://t.co/zfmNVTKFu4

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「………ッ!!」
紅い飛沫が飛散していく……

「……ヘレナさんッ!!」
凄惨な光景を目にした明石が叫んだ──

https://t.co/v1BwH2X3ZS

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Chapter 8

「……てな感じで、ここまでの間も色々あったけど、僕の大活躍のおかげでここまで切り抜けた訳!」

バルクキャリー内でフウマはオックスを相手にここまでの経緯を……幾らか誇張して話していた。

「ほう? フウマも随分と役に立ったのだな。流石なものだ」

https://t.co/5lEW0s2hZ3

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(イ型相手に奮闘を続けるオオツカ)

ウッス!
(衝撃音)

あらあら…

(ノイズ)

ウッッッス!!
(衝撃音)

(ノイズ)
(砂嵐)(砂嵐)

(実はその光景を“撮影”していた者が存在した)

あらあらあらあら
フフフフ…☆

https://t.co/iwjYKTBC5A

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chapter7-16
─ chapter 終了 ─

●呆気ない幕切れ
●ヴォイドリーチが警戒した相手へと、パトリックの分析癖が発揮?!。

https://t.co/xOYp0bnqR5

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「……まだ、足りない……」

──“力”を求める声を残して。

Chapter.7 END https://t.co/njQdr4eM0O

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先を進む中、突如として放たれたビームの一撃。

「…っ! マジかよっ!」

外れはしたが、予想よりも至近距離に迫った攻撃。熱量がここまで伝わり、相当な威力であると…感じられる程だ。

「これは早く決着をつけたいよな。……でないと」

https://t.co/TEf1c8CHCw

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chapter7-15

●視点をパトリックに返還。
●久しぶりに、chapter1同様の観察からの挟撃狙い





https://t.co/UydUtzVVMs

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【凶光華】
「うめっ……うめっ……」
ヘレナが作った料理の数々に舌鼓をうつ明石と料理手を出さずにいるロイとクラウゼン

「久々のご馳走ッスよ!食べなきゃもったいないッス♪」
残る二人も食欲に負け、警戒しながら皿に手をのばした……

「……美味い」

https://t.co/mmPB757dIL

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