━海上━
断罪者の反応がロストする

ランティス「…帰るよ みんな」

ナターリア「えぇ…」

シュウ「うっす」 

ナターリアとシュウはまるで何もなかったかのように
それぞれ氷と炎のゲートを開き向こう側へ消える

フラン「シャッチョサン…」 https://t.co/uEzLPIOG6L

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時間軸━夜美が去った後━

少し時間を置き
一騎のエクザマクスが放心する光里の近くで着地し
コックピットを開け 一人の少女が現れる

ラグナ「失礼するぞ 初めまして と言うべきか分からぬが 我々はランティスより 支援作戦に使わされたレギオン 個体名ラグナだ」 https://t.co/G9NuIvzo13

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氷の壁を破り
氷竜が姿を表す

それと同時に海面の一部が凍りつく

ナターリア「ふふ、行くわよトリニティ」

トリニティ『グォォォォォォォ!!』

今日は上機嫌のようだ

飛べない仲間のために海面を凍らせて足場を作っていく https://t.co/EtYK6VMZ2u

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空中に炎との魔方陣らしきものが描かれ

魔方陣を抜けながら
黄金の異邦神が現れる

シュウ「それじゃ、行くっすよ」

黄金の馬が炎の巨人をのせ
空を駆ける光景は
端から見れば凄まじいものがあった https://t.co/EtYK6VvW0u

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ゲートを抜け数騎の異形機が現れる

ランティス&フランシスカ

ランティス「…では、脱出マジックショーと行こうか」

フラン「ハイッ!!シャッチョサン!!」

槍を構えたポルタイガーと赤い巨人が
海面に着地するとソコが氷始め
氷を足場に走り出した https://t.co/EtYK6VvW0u

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静かな昼時
紅茶を飲みながら過ごす優雅な時間は
一瞬で砕け散る

轟音に驚き部屋から
エントランスに飛び出した蝙蝠は騒ぐ

ランティス「うわぁぁぁぁぁ!! 何故だ!!何故扉を普通に開けないんだ!!」

使用人達は特に驚かず
いつもの光景のように対応をしている

慣れてどうするのか…

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━ヘルダーラント邸━

ランティスは一通りの後処理の後
しばらく空けていた屋敷に戻ってきた

ランティスが出迎える者達に
「おつかれさま」と声をかける

フランシスカが走りだし
ランティスへ突撃し

レティアがそれを注意し

アテナがケラケラ笑う

https://t.co/Xr90pbfoVU

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ターゲットリプ

・名も無き異能の軍勢ヒヨコ

「ここに魔王は討たれた!! 我々人類の勝利だ!!」

高らかに世界に向け宣言をする

なにも知らない民衆はコレで納得するだろう

魔王は忌まわしき歴史とてして
後世に言い伝えられるだろう https://t.co/lzN7Zss8pJ

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魔王を討つ

赤い怪人がゲートを破りながら現れる

「では魔王を討つとしよう 勇者が魔王を討ち この物語は完結する…ふふ、たまには勇者も悪くないだろう…『無限の増援(インフィーニートゥム・イントゥリー・サウシゥム)』!!」

大量の分身達が魔王を目掛け飛んでいった https://t.co/MJk1BllW4R

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蝙蝠は百の戦いを見守る

全てが計画通りに行った

彼女なら友の友情を取るだろうと
わかっていたからだ

これで彼女は諦めざる得ない

…筈だった

「…最後と言う最後に台本が書き換えられたか…群衆の魔王レギオン はは、最後と言う最後に全てを持っていくか!!」 https://t.co/XjqnWYKNww

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【大罪者】━後編━

ヘルダーラント 浮遊都市 地下

鳴り響く轟音
レティアが急ぎ音源へ向かう

━地下広間━

フランシスカが弾丸のように縦横無尽に天井や壁を飛びまわる

アテナは様々な札を組み合わせ彼女の無効化を試みるていた https://t.co/SlcKFPawEs

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(ノーカウント)

━赤の演者は語る━

「かくして魔王と勇者の戦いは幕を上げた!! 希望砕く城が世界を蹂躙し 二対の魔王が勇者の前に立ちはだかる!! やがてその戦いを憂いた神の裁きが世界を焼きはらうだろう!! さぁ!!抗う時だ!! 頑張りたまえ諸君!!」 https://t.co/xv328Vy9g8

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戦場のビルの上で蝙蝠が両手を広げる

「…出会いがあれば別れもある… 非常に残念だが…金狼と黒狼は土へと還った 僕がNUMBERSに来れたのも彼女のおかげだった 深く感謝している…さて…次の出会いはどうやら魔王らしい 勇者よ、剣を持ちたまえ!! 次の演目の幕開けだ!!」 https://t.co/ikZMFsz4rw

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【大罪者】━中編━

ヘルダーラントの地下

上層にあたる浮遊大陸の中には
太古の大戦の要塞基地が広がっていた

異邦神達は戦後
大多数がソコに回収されていた

失われた体の代わりとなる宿主を
彼らは未だに待ち続けている

フランには誰かの声が聞こえていた https://t.co/W7wJGe6ZCh

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(ノーカウント)

新たな戦場 ランティスは
地獄から涌き出る使者を見る

だが、それよりも
気になっている事があった

「…"レギオン"が各地に散っているね… "個"ではなく"郡"である彼が散るとは珍しい… まるで大災害が起こる前に逃げる動物の生存本能のような…」 https://t.co/QwRHCL0B5s

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【大罪者】

━ヘルダーラント邸━

1人の女が
ヘルダーラント邸のドアを叩く

開いた扉の先には多数の使用人が
頭を下げて待っていた

「なんや? そんなカチカチな挨拶せんでエエで!!」

ニコニコ笑いながら入る女

それを蝙蝠の執事である少女が歓迎する

「お帰りなさいませ アテナ様」

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(ノーカウント)

廃ビルの屋上で赤いランティスが様子を眺めている

「“声なき徘徊者“…なぜ彼等は【ジャンク】を拾うのか? 物資が欲しければ 正規軍の工場や鉱山等を狙えば良い筈だからね… …もしかしたら逆に【ジャンクでなくてはならない】のかもね…」 https://t.co/dP9CzToXSn

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集合に少し遅れ
赤いスーツの男が入る

「遅れてすまない…」

席に腰を掛ける

「ちょっと体調が優れなかったものでね… まずは おめでとう 光里君 フリア君」

蝙蝠は笑顔で話す https://t.co/5cgpBNYnQA

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━ククルビタ 病室━

「…おや…どうやら 死ななかったようだ…」

まだ痛みは残っている
そして、腕に残る『何か』もそのままのようだ

「ははは…はぁ…」

乾いた笑いと溜め息が出る

心残りとしては
彼らの物語の結末をこの目に焼き付けたかったからだ… https://t.co/8hKzSpjmmI

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涙を流しながら
光里が凄まじい速度で
ランティスの前を横切る

「ッ!?」

咄嗟に呼び止めようとするが
身体の痛みにより身体が動かない

まるで何かから逃げていたようだが…
壁で身を支えながら
光里の逃げた方向とは逆の方を確認する

ソコには一人の少年の姿があった https://t.co/Mt9ynVWkN7

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