「ボルドー中将…我々、地球生まれのバイロン人は貴方の事を許す訳には行きません。」

普段は温厚な、紫の騎士団副隊長
レンフィア・サイベルが怒りを露わにする。

「お互いが憎しみで闘うのは間違っています!敵はセラフィムの駐留部隊。良いですね!?」

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「こちらは交易都市O。現在我々はマクシオンの襲撃を受けている。100機に迫る敵に対して、防衛部隊は奮戦しているが、後20日で戦線は崩壊するだろう。中立である我々は連合にもバイロンにも頼れない。故に傭兵へ防衛の依頼を行う」

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「見てらんないねぇ!しっかりしな、バカ共が!!!!」

 共通回線で肝っ玉母さん…ではなく、肝の座ったアリス=マッカラン大佐の叱咤する声が響く

「地球だろうがバイロンだとかマクシオンだとか今はどうでも良い!この星をあんなバカに好き勝手されてたまるかってんだ!」

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「ここまで助けてくれた全ての人達を護ろうとする、私達の邪魔をしないで!そして、肩を並べて戦った人同士がそうやって繋がって行けば…バイロンの侵略だって終わるかもしれない!最終的にはこの戦争だって…綺麗事だと笑われてもいい、裏切りと罵られても構わない!」

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「回線開いて!対象、現空域の全機!…此方バイロン軍特務隊《ジュエリィバロン》司令、メリッサ・ガイア・バルザッリ!こういうのは苦手だけどちょっと聴いて!みんなは何のためにここに来たの?私は仲間や友達…大切な人達を守る為にここに来た。その友達には連合の子も居るんだ!だから…」

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「長年の恨みを忘れろとは言わぬ!
だが、今戦うべき相手は我らが故郷地球を破壊するあのエメラルドの要塞と私欲に凝り固まった化け物なり!
連合とバイロンの戦の決着を付ける前に奴を破壊しなければ決着どころか我らに明日は無いと心得よ!」

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ソウドウ「地球連合軍の将兵諸君、極東方面司令ヒデオ・ソウドウ中将だ。
連合とバイロンの争いの歴史は長く即座に手を取り合えと言うのは難しいことは重々承知している…
が、今目前に迫るエメラルドの要塞は一度動けば連合もバイロンお構いなしに全てを破壊するだろう…」

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「連合、バイロン両軍に伝えます!
アガルタの地でボルドーがやった事を思い出して下さい!
あの時も両軍に不和をもたらし、そして施設ごと全てを葬ろうとした!それも、ボルドーを信じてついて来た者達や民間人まで!
また同じ罠に嵌まりたいんですか!」

白き騎士は前を見据え言い放った

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「確かに今、異なる種族同士が戦っている……でもッ!それが全てじゃないッ!!地球人だから、バイロン人だから……そんな括りで安直に片付けてしまえるほど、世界は単純じゃないッ!
考えることを止めちゃいけない……僕達は兵器(もの)じゃない、兵士(ひと)なんだッ!」

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「今はお互いに殺し合う事なんかないじゃん…!バイロンの騎士団の人達は私をマクシオン人だって知りながらも協力してくれた…。そうだよ、惑わされちゃダメ!所属なんか関係なしで今は手を取り合わないと…ボルドーの思う壺になっちゃう…!」

2 17

通信中
「んん?マクシオンの通信?誰だろ」
「よぉ、クソガキ!生きてたか?」
「うぇ!?ゼロ大尉…なんで通信なんかよこしてんのさ…」
「ミヤビ・アラサカ、久方ぶりの挨拶は後にして率直に言うぞ。エメラルドの要塞が見えるな?あれはバイロンのボルドーがやりやがったものだ」

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さん画のバイロン組が揃ったので、今回もやりました実機再現ッ!
それと、今回は龍さんにお願いして全員セット画を"右向き"にしてもらったので……(続)

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昏那・バルストロード

13歳
軍人家系の出身で地球連合軍エリート部隊「αエース」の前衛に選出されたが、X台地の戦闘で遭遇したバイロンの白い大型機によって多くの仲間を失った
尊敬する隊長を討たれた憎しみは強く、新たに手にしたブラックリベンジャーで復讐を誓う

https://t.co/tdxvTmQIFT

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ソウドウ「それならば、危険人物たるボルドーを排除する最後の作戦、我々両軍が一時的に手を組んででも遂行せねばなるまいな」
キンゴルド「さよう。我々バイロンとディウィテス・クランが求めるは肥沃かつ多大な資源を持つ地球。その破壊など望むものでは無い…」
両軍の利害と目標はここで一致した。

0 6



ボルドーの声明から数日、日本某所で秘密裏に地球連合軍とバイロン軍のトップ格が一堂に会する。
地球連合軍中将『ヒデオ・ソウドウ』
バイロン軍の大派閥ディウィテス・クランの首魁『キンゴルド・インゴット』、
それぞれの側近であるアユ、シュバリウス。

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『なるほど……な。
ならば、この“顔無しキース”、今回ばかりは、バイロンが古兵“キース・ガイノロス・ムロッソ”として、モンストゥルウムの指揮をとるコトとしよう』
画面が切り替わり、穏やかな表情の老紳士の姿が映しだされる。(続く

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クロ「同じバイロンですからね…成り済ましなんて簡単ですよ…居住区では情報の共有を急いでいるようです」

ビル「なぁ、ブラザー 俺達は前進をした方がいいんじゃないか? どのみちここの衛星砲すら破壊すれば 後は怖いものなんて無いだろ?」

ジョン「そうだな…エネルギーはどこに運ばれてる?」

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人の関係は一手で簡単に崩れる
味方だと思っていた者達が一瞬で敵にまわる

そもそも大気圏突入の時点で協力者であるバイロン軍を撃ち落とすことを前提とした契約だった

数十年の呪い 憎しみ
簡単に覆せるものではない

ジョン「クソッ!!やられた!!」 https://t.co/4yfjldFzyt

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地球連合軍の艦がエルドラッドを始めとするバイロン軍を攻撃する。
キンゴルド「妙だな、捕虜の残っているこの時点で我らを奇襲した所で連合軍には何の得もない…どう思う、シュバリウス」
シュバリウス「おそらくボルドーが仕掛けた罠かと。 プログラミングを書き換えられた可能性が高いか…」 https://t.co/biyamze85O

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[邪悪な罠]

アガルタ内部では
ボルドー軍戦力の掃討が行われた

多数の英雄と
地球連合・バイロン軍の連携にて
鉱山内の大都市はほぼ制圧に成功した

ジョン「残るは対衛星砲のみだな!!」

ビル「そうだなブラザー!! とっととボルドーの野郎を取っ捕まえようぜ!!」 https://t.co/UVO6EuTyLk

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